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鬼滅ブーム

『鬼滅の刃』ブームは凄まじい。鬼滅ブームは新たな言葉を作るほどだ。その言葉とは「キメハラ」である。「『鬼滅の刃』ハラスメント」の略で「キメハラ」と言うらしい。どのような行為が「キメハラ」に該当するのかというと
「え、鬼滅見てないの?見なよ!面白いから!」と見ることを押し付ける。
「鬼滅嫌い、興味ない」と言えない空気。
「鬼滅つまんないとか本気で言ってる?」と価値観を否定するかのような発言。
このようなものが該当するらしい。
俺は、連日『鬼滅の刃』を取り上げるメディアも「キメハラ」を行っていると思う。好きでもないものが連日嫌でも耳に入ってきたら嫌いになってしまうのも自然だろう。ちなみに俺はそれで鬼滅が嫌いになった。
俺は『鬼滅の刃』は連載当初、恐らく1巻相当だけ読んでいた。読まなくなったのはジャンプ自体を買わなくなったためである。その当時、俺は失礼な話だが、「すぐ打ち切りになりそうだな」等と思っていた。しかし、それからしばらく経ち、アニメ化され、人気になって来て自分の見る目のなさを感じた。そして、「そんなに面白いのか。今度観てみよう」そう思っていた。観ようと思いつつ、観ないまま時間が経ちブームが加速して行くにつれて「今から観るのも遅いかなぁ」と思うようになった。とはいえ、友達との話題のためにも観た方が良いとも思っていた。だが、あまりにも連日メディアで取り沙汰され、至る企業や商品とコラボしているのを見るうちに観ようという気が削がれていってしまった。
見てもいないのに、段々と嫌いになっていってしまったのだ。今となっては、人気が出始めた頃に観ておけば、嫌いになることもなかったのかなと考えるようになった。
現在、『鬼滅の刃』は連載が終了しているが、映画が公開されている。だから、映画の公開が終わればブームも収束していくだろうと思っていた。しかし、友人に「アニメ2期来るんじゃね」と言われ愕然とした。その可能性は大いに考えられる。まだまだブームは続くかもしれない……
まだしばらく続くのであれば、いっそ好きになった方が楽かもしれない。それに、俺の場合は食わず嫌いだ。観てみれば好きになるかもしれない。ということで、荒療治ではあるが、覚悟を決めて観てみようと思う。
観た感想は後日、書くつもりだ。
頑張れ!俺!

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