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【IPA PM試験合格への道】調達マネジメント:契約タイプ

こんにちは。
フィフス・フロアの営業を担当しているイノウエです。

現在プロジェクトマネージャ(PM)試験の勉強中の身でして、PM試験を通して実務に活かせそうな情報をシェアしようという趣向で
この記事を書いています。

本記事では、調達マネジメント:契約タイプについてご紹介します。

 契約タイプ

定額契約

固定された支払総額を契約書に定める契約です。
定額契約には3つの契約タイプがあるようです。

◯完全定額契約:支払総額を定めて契約締結後は取り決めた支払総額の変更を一切認めない契約
◯インセンティブ・フィー付定額契約:固定の支払総額+納入者の成果に基づいて金銭的インセンティブが支払われる契約
◯経済価格調整付き契約:固定の支払総額をインフレ率の変化や特定の商品の価格変動などに従って増減する契約

完全定額契約はかなりわかりやすく、インセンティブ・フィー付定額契約は野球選手などに多そうです。
経済価格調整付き契約は、資材の原価が上がったときに有効な契約……なんでしょうか?

実費償却契約

契約を履行するために発生した実費+納入者の利益を上乗せした金額を支払う契約です。

◯コスト・プラス定額フィー契約:契約を履行するために発生した実費+納入者の利益を上乗せした金額を支払う契約
◯コスト・プラス・インセンティブ・フィー契約:契約を履行するために発生した実費+納入者の成果に基づいて金銭的インセンティブが支払われる契約
◯コスト・プラス・アワード・フィー契約:契約を履行するために発生した実費+購入者が独自に判断して決める、納入者への報奨金を支払う契約

この場合納入者の利益をどう決めるかが気になりますね。
コスト・プラス・アワード・フィー契約は具体的なパターンが見えないです……。

タイム・アンド・マテリアル契約

定額契約と実費償却契約を複合させた契約タイプです。
固定金額+単価×数量の計算結果を支払総額とする契約のようです。
この契約では無制限に支払総額がふえないように、上限を契約書に定めるパターンもあるようです。

おわりに

今回は、調達マネジメント:契約タイプ について学びました。
契約タイプについては実際に使われるパターンって結構限られていると思いました。
ですが、知っておくことで、そのプロジェクトの揉め事を減らせるのだと思うと PMって網羅的に知っておく必要があるのだなと思いました。

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