【IPA PM試験合格への道】調達マネジメント:標準的な調達手順(前編)
こんにちは。
フィフス・フロアの営業を担当しているイノウエです。
現在プロジェクトマネージャ(PM)試験の勉強中の身でして、PM試験を通して実務に活かせそうな情報をシェアしようという趣向で
この記事を書いています。
本記事では、調達マネジメント:標準的な調達手順(前編)ついてご紹介します。
調達作業範囲記述書(SOW:Statement Of Work)の作成
スコープ・ベースライン、アクティビティ資源見積り、スケジュール、リスク登記簿などを含んだ調達以外のプロジェクト計画書を参照して、調達するスコープの範囲を決めて調達作業範囲記述書を作成します。
SOWは、調達する成果物名、仕様、調達数、品質レベル、パフォーマンス・データ、実施時間、作業場所などが記述されます。
調達方針の決定
契約タイプ、成果物の納期、調達費用の概算、納入者候補、納入者をマネジメントするメンバとチーム、一次選考と二次選考の2段階選抜の有無など、調達方針を決定する。
発注先選定基準の作成
納入者候補の中から発注先を決めるための基準を作成します。
基準については下記のリンクの問2表1が参考になります。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2009h21_1/2009h21h_pm_pm1_qs.pdf
提案依頼書(RFP:Request For Proposal)の作成と配布
提案依頼書は、納入先候補から提案書を作成してもらうために、購入者が作成して、納入先候補に配布する依頼書です。
RFPには成果物の作成要件・機能非機能要件や提案書に記載すべき事項などが記述されています。
提案依頼書作成中に質問事項があった場合は、情報提供依頼書(RFI:Request For Information)を作成して、納入先候補に送付して回答を貰います。
おわりに
今回は、調達マネジメント:標準的な調達について学びました。
調達手順についてはベンダ側の場合は RFP しかみる機会は中々ないのではないかと思います。
ベンダ側としてのPMは、この手順を知っておくことで顧客とスムーズにやり取りが出来るでしょう。
顧客に対してアドバイスするような立場の場合は、このやり方で選定を進められるので、覚えておいて損はなさそうですね。