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高校野球愛知県大会2回戦 至学館-愛知黎明を見て

4/16に行われた高校野球愛知県の春大会2回戦、至学館-愛知黎明の観戦レポートを書く。

ちなみに私は去年から至学館が好きなので、至学館目線で書く。
去年の東海大会も観戦したので、今回の春大会ではそこからの成長や、序列の変化を見る、というのが個人的なねらいとしてあった。

スコアとスタメン

6-2で至学館の勝ち。
終始ペースを握ったまま危なげない勝利。

スタメン(背番号)

7竹林(8)
4加藤匠(4)
5兜森(5)
6安並(6)
8櫛田(15)
3高井(14)
9宮田(13)
1加藤希(1)
2磯村(2)

スタメンの所感

東海大会では出番のなかった竹林君がスタメン。夏はレフトで出場していて、今日もレフトだが背番号は8。
ファースト以外の内野は固定メンバーかつ主力。シートノックでは、サードとショートは一人ずつだったため、そこは競わせてすらいないといったところか。
5番に櫛田君。秋は背番号9で、試合に出たり出なかったりだったが、春は15ということで降格したのかも。ただクリーンアップでスタメン、かつ背番号8の竹林君を差し置いてセンターだから、期待値や序列は比較的高そう。
高井君は秋も背番号14でベンチ入り。
宮田君は背番号3だった選手で、ファーストとライトを行ったり来たりしていた。3年生。背番号3は奪われた模様。
そして一番の衝撃は加藤希君がエースナンバーであること。秋は背番号11で、序列もそんなに上の方ではなかった。今日も先発を任されていることを考えると、ある程度信頼されているようだ。まあ山本君も伊藤君も2年生だからねえ。

その他のメンバー

秋は背番号8だった佐野君が途中出場。背番号19。大分降格している。
今日は18人が出場した。いっぱい見れて嬉しかった。
新顔は背番号18の安田君、20の桑原君。学年すら分からん。
投手陣は背番号10が片山君、11が山本君、12が伊藤君。シートノックを見た限り、その三人と加藤希君の4人だと思う。
背番号3は岩戸君で、ファーストも守るけどキャッチャーもやる。キャッチャーは磯村くんと岩戸君の二人。
村瀬君と鈴木君の背番号が見れなかった。背番号7が不明で、二人のうちのどちらかだと思う。
背番号9は濱口君。昇格した。

まとめると、昇格、降格が多く起こっている。ただ、先発メンバーを見るとあまり変わっていない。
背番号10に片山君が入っているのも驚いたポイント(東海大会では背番号20だった)。
全体的に3年生が背番号を奪ってる感じ。

各選手の感想

加藤希君

この日の最速は131キロ。秋は133だったから少し抑えていたか。常時128くらいは出ていた。
秋はほぼストレート一辺倒で、まれにチェンジアップを投げる程度だったが、今日はスライダーとカーブを投げていた。ストレートは若干シュート回転。チェンジアップもあった。
フォームが、オリックスの宮城みたいに、ゆったりとした感じで結構好き。時々クイックモーションで投げる。
打球反応○。黎明の佐藤君はすぐ横を打球が通り抜けることが3回か4回あったが、加藤希君は捕球できていた。
打撃も以外と良さそう。

兜森君

よかった。守備もよくて、ヒットも二本打っていた。去年6月の東海大相模戦でエラーしていた兜森君はもういない。

安並君

エラーしていたけど、やっぱり上手い。
全体的に至学館は守備がしまっていたというか、ダブルプレーを取れるときはしっかり捕るし、たくさん練習したのだと思う。東海大会の9回裏、守備の乱れから崩れて負けたもんね。

山本君

7回の表に一点取られたところで希君から山本君にスイッチ。
個人的に山本君が一番見たかった。東海大会の負けからどこまで成長したかが気になっていた。
一つアウトを取って降板になったため正直よく分からないが、最速126キロで、122くらいは何球か出ていて、腕の振りが強くなった気がした。スライダー、カーブ、チェンジアップを投げていた、スライダーは今まで投げていなかったのではないかと思った。ピンチだったこともあり、気持ちを前面に出して投げていたのが伝わってきた。東海大会もそうだったなあ。

片山君

8回から9回途中まで片山君が登板。東海大会は出場がなかったが、春は背番号10。3年生。
夏と秋は出場していたがイニングが短かったため、当時の序列は高くなかったと思う。
今日は最速126キロ。
去年の招待試合は114キロ、夏は130キロだった。
スライダー、カーブ、チェンジアップがある。スライダーは横変化が大きくていい感じ。

竹林君

もう投手はやっていないのだろうか。

伊藤君

9回の最後のアウトは伊藤君。133キロ。打者二人だけでよく分からないが、リリースまでのフォームは千賀、投げ終わりは上原みたいな感じ。なんとなく軽く投げているような気はしたから本気出せばもっと球速が出るのかもしれない。

宮田君

愛知黎明先発の佐藤君に対して一番合っていた。佐藤君が降板したのも宮田君の打席。足も速い。
ちなみに次の3回戦では1番でスタメンだった。

至学館の戦い方

相変わらず足が使える。下記の盗塁のほかエンドランが二回。
初回、加藤匠君と兜森君がダブルスチール。
2回、竹林君が盗塁。
3回、高井君が一塁から二塁に走っている間に三塁ランナーの安並君が盗塁のダブルスチール。
6回、兜森君が盗塁を試みるも走塁死。WBC2013でいう内川みたいなやつ。
7回、安並君が盗塁。
8回、桑原君が盗塁。一塁ランナーの加藤君が二塁に走ったところで、キャッチャーが三塁へ送球。三塁ランナーの桑原君が飛び出してしまい走塁死。

長打が少ないのが相変わらず。ツーベースはあったけど。
ただそこを足でカバーしている印象。東海大会もそうだった。
欲を言えば中軸に長打が出るといいかと思う。
球速に関していえば、最速更新!とはならなかったが、秋よりも良くなっている感じはした。

ちょっとだけ愛知黎明の選手を紹介

佐藤君

左の軟投派。背番号1でこの試合に先発。
出てきて投球練習していて、トップバッターあたりまで、わずかに観客がざわついていた。
最速106キロ。左のサイドスロー。アンダー気味。試合序盤はバッターが打ちにくそうにしていたけど早々に点をとられたから、まあそういうことなのだろうか。
明徳義塾の投手みたい。まあそこまで極端ではないけど。

與那原君

ショート。守備うまい。ただ送球がそれたのが二回くらいあったからそこは課題か。

最後に

至学館が3回戦で負けてしまったのが残念だった。
秋と春の振れ幅でかすぎじゃないですか…。夏も観に行くから頑張って!!

私は至学館OBではないのだけど、OBではない人の中では一番至学館野球部に詳しい気がする(自惚れ)。

というわけで至学館野球部非公式広報名乗っていいですか。(ダメだよ)

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