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日常

隅にコーヒーの染みがついたルーズリーフ

汚れたスニーカー

後ろでは男子がゲームの話をしていて、女子もたのしそうに喋っている

今日もiPodを起動して、好きなアーティストの曲をかける

弁当箱を開いて、無駄に色彩が豊かなブロッコリーや、冷えて美味しさが半減してしまったご飯を口に運ぶ

昨日まであれほど嫌がっていた教室

そんなはずなのに、2ヶ月振りの昼食はどこか懐かしく、安心感を感じた。

誰にも気づかれることはないけど、確かにそこに存在する、コンタクトレンズのような自分

そんなどうでもいいことに安心感を憶え、どうせ明日も行きたくない教室に重い足を運ぶのだろう。

そんなことを書きたくなって、真っ暗のPC室に煌々と光るディスプレイに向かってひたすらにキーボードを叩き続ける自分。

口の中には、化学調味料の濃い味付けの唐揚げの後味がまとわりついている

一瞬で消えてしまうこの火を、少しでも留めておきたいよなう気持ちで書き殴る

僕は気持ちがいい。


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