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いつか、海がある生活をしたい
よく、海の近くにある家は錆びやすいとか、潮風はベトベトするとか
そんなちょっとマイナスな事を耳にすることがある。それは私が海の近くで生活したいと話してしまった時に返ってくることが多い。
確かに事実として毎日潮風に吹かれている家屋はそれが届かない地域に建つ家より錆が早いのはよく分かる。
でも違う
異様に海の近くでの生活を望んでしまうのは心がすごく惹きつけられるから。
ロマンがある、なんて言っても軽く冗談として受け流されてしまいそうだけど、少なくとも私は真剣にそう口にする。
朝日を浴びてビーチを散歩
額縁に入れたような大きな窓枠から海を眺めて仕事をして
日が傾く時間にはテラスで波の音を聴きながらうたた寝をする
こうして同じことを繰り返す日々でもきっと
全く同じではないとどこかで気が付く。自然の絶妙な変化が好き。
しかしそれは自然の中じゃなくても
私が毎日パソコンに向かう日々や、窓から見えるビル群、広い空
どれもに言える。
新鮮さに欠けると思い込んでいる私の視点が曇っているのかもしれない。
毎朝目を覚ます度にカーテンから差し込む光は角度を変える
リビングで聞く外の音も同じときはない
高い声で鳴く鳥がいる時期に、鈴虫の夜中の演奏の時期
注意深く思い返せば毎日は変化に富んでいる、と気づかされる。
自然が乏しい今の環境にいても、こんなにも日々移り変わる
もし私が海のそばで今よりもっと目まぐるしく変わる時間を過ごせたら
老いている事すら忘れて心は若さを保ち続けるのかもしれない