苦しい、もう嫌だ、全部をおしまいにしてしまおうと思いながらなんだか幸せ。自分の内側どこかにある心、掴み損ねてた心をやっと聴けた。悲痛な叫びだったのに笑みをこぼす。他にないほど壊れやすくへそを曲げやすいものだから、たくさん喜び嬉しさをさらけ出してその声にもっと近づこう。
こんな私に文句ある?胸に掲げる勲章はないけど評価を形にしたものよりほしいものがある。見せびらかして歩けなくても構わない、煌めき失わないもの。こんな自分、どんな自分だったとしても堂々といられるそういう支え。
自分にとって本当のことを黙っていた。言わない理由を他人を大切にするようにという言いつけのせいにした。どれだけ深く掘ってもなかなか探し当てられない絶望の中ようやくわかったのは、騙しても裏切っても一緒にいる一人に標準を合わせること。あんたに見聞きしてほしいからやるんだよ。
言葉を覚えたら覚えた分だけあやゆる感覚が鈍ってきたと思う。ちょっとだけみんなの目を引きたくなってしまった罰。秘密の本にはわかりやすい言い方ばかり並んで、それはいくつで書いても変わらない。私が私を伝えるのには一番近い道をいこう。
説明できる納得される事をいつも考えていた。曖昧は敵だという季節もあって、移り変わる外の景色がただ羨ましかった。あまりこだわらなくていい。やっと体の中心まで届いた声。信頼と素直を元に心を置けばややこしくならないと分かる、でもすんなりいきすぎるのがなんだか癪なんだ。
くつろいでると自他に思わせながら緊張の連続。ようやく、眠る前にだけ自分で緩められるようになった。人と絡み合ってどれを守ってどんな付き合いを採用して、流れつつ学習する。くっつけたり削ったり、気づいたときには見覚えのある形になってるんだろうと思う。