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子商い実践記録③ 怒涛の飛び込み営業!目標個数は売り切れるのか!?

こんにちは!思ったように上手くいかない事の連続で進んでいるおでんの子商い塾。ついに販売当日を迎えることが出来ました。

苦戦続きの経緯はこちらからどうぞ!


商売は値決めだ!

おでんが美味しく食べられる季節の終わりが迫り僕の焦りがピークに達しようとしている頃、ようやく予定の調整が付きおでん子商いの販売当日を迎えることが出来ました。
その日は商品の仕込みと販促用のチラシ作成、販売実践というかなり詰め込みすぎた内容になってしまいましたが細かく時間を分けることで何とか子供達も楽しそうに実践してくれました。
今回作った巾着肉おでんは若狭牛が入っている事が1番のセールスポイントです。しかし若狭牛が入るとどうしても原価が高くなってしまう。子供達と地元のお肉屋さんへ行き相談したところ合い挽き肉の若狭牛の割合を少なくする事に。
子供達も、【若狭牛】と【若狭牛入り】の違いを学ぶ良い機会になりましたw

原価の計算をして1個¥400で30個販売した場合と¥450で販売した場合の利益の差を比べて話し合った結果、子供達にとっては強気の¥450で販売する事に決定しました。


肉の分量を測って油揚げに詰めています。男だらけの料理体験!

1に営業、2に営業!34も営業!5も営業!

商売はとにかく営業だ!子商いをするきっかけをくれたLDLの所長も務める木下斉さんの教えを子供達に伝えるべく、今回の売上を1番左右するであろう宣伝用チラシを子供達で制作しました。
とにかく営業!のスタイルは令和の時代に一見スパルタに見えますが、営業なくして売上なし。これはおままごとでは無く、商いなのです。
売上を立てることが絶対条件です。


鬼教官のような気持ちで子供たちの描いたチラシを見てみると、何か違和感が。

これはお手本を出した僕のミスです。

皆んな、僕がお手本に出した牛の絵を頑張って描いてくれましたが、本来ならば黒毛和牛を描くところにホルスタインを描かせてしまいました。これは痛恨のミス。頑張って描いてくれた子供たちには申し訳の無いことをしました。

昭和の飛び込み営業スタイル

出来上がったチラシのコピーを抱えて子供達は近所の家に飛び込み営業アタックです。とにかく片っ端からピンポンを押しまくり、15時30分から販売する巾着おでんの営業をしまくりました。
ここで感心した事は飛び込み営業に対する子供たちの躊躇の無さです。完売した場合の利益が具体的な目標になったからなのか、道を歩く知らない人にも容赦なくチラシを配って宣伝していきます。

子供達よ。どこまで行くのだ。

営業に火がついた子供達は遠くの友達の家まで営業に行くと盛り上がり、そのまま姿が見えなくなっていきました。

いよいよ子商い販売スタート!

待ちに待ったおでんの販売開始です!販売開始と同時にお客さんがやってきて幸先の良いスタートと思いきや、いきなりのトラブル発生。
営業に行った子供達が戻ってきません。どうやらテンションが上がり過ぎてかなり遠くまで営業に行ってしまった模様。当日のスケジュールをもっと共有しておくべきだった。これも次回への教訓として活かしたいと思います。
店番をしていた我が家の次男が一人でお客さんの対応をしてくれて何とか一個目が売れて目標の販売個数30個までのスタートを切る事ができました。

しばらくして子供達も無事に営業から戻り、営業の成果が表れてポツポツとお客さんが来てくれました。しかし1時間半の間に30個を売り切る事は決して簡単な事ではありません。3分ごとに1個売る計算です。

初めてのオペレーションも連携して対応出来ました!

元々の計画では桜の咲く時期に合わせておでんを販売する計画でした。桜の時期に合わせれば普段より人通りも増えて販売もしやすくなる事を見込んで。
しかし予定が伸びたこともあり販売当日は何のイベントもない日曜日です。
コンスタントに売れるものの終了間近におでんは残り2個。子供たちの「おでん買ってください!」の叫びが届いて最後のおでんが売れたのは終了間際2分前でした。
そしてこの写真が完売後の歓喜する子商い人たちの写真です。

なんか人数増えてるw

そして、売上を集計してお待ちかねの利確タイム。

予備のおでんも含めて見事に完売しました!原価の改善が次回への課題です。

まずは1回目の子商いをやってみて欲しい!

今回の子商いを通して販売日を迎えるまでの正直な感想はやらなきゃよかったでした。子供って全然忖度してくれません。嫌だとやってくれないし、スケジュールの面でも色々と忙しい人達です。思うように進まなくて大人の僕は不貞腐れていました。
子商いを初めて知った保護者からも、やろうとしている事は良いと言ってはくれるものの、なかなか参加してもらう事も簡単ではありませんでした。
しかし一回目をやってみて本当に楽しかったです。
子供達からは「次はいつやるの!?」と催促されています。

何よりも子供たちの歓喜する場面を見てしまって子商いが癖にならない理由が見当たりません。
これはとんでもないものに手を出してしまった。歯痒くも癖になる子商い、是非皆さんの地域でも開催してみませんか?
僕の記事が少しでもお役に立てることがあればとても嬉しく思います。


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