子商い実践その②何だって!?それじゃおでん売れないじゃん!
こんにちは!この記事はおでんを題材にして子供が商品を考え作り販売して利益を上げる事で商いについて学ぶ子商い塾の実践記録の続きです。
1回目の記事はこちらでどうぞ!
今回は1回目〜2回目の子商いの講座を中心に書いていきたいと思います。
これから子商いを自分の住む地域で実践する人、興味がある人、僕と同じように子商いを簡単だと舐めていた人wに読んでもらえると嬉しいです。
商いをする為にはお金の勉強から
第1回目の子商い講座はお金のお勉強から始めました。日本人ってとてもお金が好きなのにお金の勉強はしない人種と言われてるようです。確かに思い当たる節がありますw
子供向けのお金についての授業はこの本を参考にして内容を決めました。
今回の講座で特に学んで欲しかったのはお金は人間が造った便利な道具の一つだと言うこと。お金を欲しがる事は悪い事ではないけど、お金に人生を振り回されないようにあくまでも一つの道具としてお金と上手に付き合って生きていって欲しい。
そんな事を意識しながら講座を進めていきました。
そしてお金についての話をしてから商いをする時に重要になってくる【売上・原価・利益】について学びます。
この講座をやってみて1番苦労した事は、文字ばかり見せていると子供がすぐに飽きてしまう事。途中でクイズを挟んだりと色々試してみましたが他の楽しい事に興味が向いてしまうとすぐに「まだ終わらないの?」と聞いてきます。大人からしたらやめてくれ!って思ってしまう質問。子供って遠慮がないのです。大人の都合なんて関係ないですもんね。
こちらとしても子供に飽きられるのは辛いものがあるのでどうしようと考えていたところ、子供から講座の途中で聞かれた「これって何限目?」という質問をヒントに2回目の講座からは学校の授業時間と同じ45分を目安に行うことにしました。
そして「これが終わったら◯◯だよ」と具体的に流れを説明する事で時間を細かく区切り次の目的をはっきりさせる事も効果的でした。あんなに文句を言っていた子供達がなんとかやる気を出してくれる変化が目に見えて嬉しかったです。
集え!子商いレンジャー!
子商いは参加する子供の組み合わせがとにかく大事。戦隊モノのヒーローのように、子供たちの力を引き出す為にも普段から仲の良い友達同士で参加してもらうこと。これも今回の実践で重要だと感じた事でした。
子供はみんな友達!なんて簡単なものではなく、やはり子供同士でも合わない人間は居るようですw
今回初めて子商いを行った僕は講座ごとに飛び込みで参加したいと言った子供にも参加してもらいました。特に狙ってやったわけではありません。勝手に増えてました。そこら辺で遊んでる仲の良い子供同士で誘い合って勝手に増えたりしているので、子商いに申し込んだ子供か否かは途中から気にしない事にしました。(利益分配は応募してくれたメンバーでする事を説明する必要あり)
それよりも子供同士が楽しく商いに触れる事が大事。今回飛び入りで参加して子商いに興味を持ってくれた子供には次回の開催時に改めて誘うリストに入れてありますw
なんだって!?おでんが嫌い?
今回の商材はオリジナルおでん商品を考えて販売する事がテーマ。そんな中で1番の誤算だったことは参加者の男の子がそもそもおでんが嫌いだった事w
一言でおでんと言えどもさまざまな種類があるのでどれかは好きな具材があるはずだと思っていましたが、「おでんが嫌い」らしいです。おでんはみんなが好きだと思い込んでいた僕にとってはとてもショックな言葉w
そこでどんな食材が好きか聞くと「若狭牛!!」と言う返事が返ってきました。
若狭牛は福井県の誇るブランド牛です。なかなかの高級食材ですが、これは原価に対する感覚を身につけるチャンスかもしれない。
そこで子供達と話し合い、地元のもう一つの名産品の油揚げを組み合わせて【巾着肉おでん】を作ることに決めました。
今思い返すとこの2回目の講座が終わった頃には子供達は子商いの講座に飽き始めていたのかなと今となっては思っています。
何のために商いをするのか。自分で儲けたお金でどうしたいのか。そんな目的を常に子供が意識しながら進められるように次回からは改善していきたいところであります。
その頃の僕と言えば、おでんの美味しい季節の終わりが迫っている事にとても焦りを感じていました。早く販売日を決めなきゃいけないのになかなか予定が合わないw
さてさて、次回は宣伝と販売実践編です。全てはこの日の為に!実践に強い子供達が優秀の美を飾ってくれた感動のフィナーレをお伝えしたいと思います。