草の根便り 井﨑敦子通信

井﨑敦子 http://izaki-atsuko.net。 仲間とともにリトルプレス「NEKKO」を編集発行、インターネットラジオ「ラジオクライニ」を配信中。

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最近の記事

「植物園整備検討に係る有識者懇話会」を傍聴

表題の懇話会の市民傍聴募集が10名限定であったので申し込み、そうしたら席が当たったので11月16日に会場のルビノ堀川まで行ってきました。 現在、京都府主催で、「植物園整備」と「資料館跡地利用」、そして今回私が参加した「共同体育館整備に係る意見聴取会議」の3つの懇話会が定期開催されているようです。 共同体育館というのは、京都府立大学の体育館を1万人規模のアリーナに建て替え、プロスポーツの大会を開催したり、府民が活用できるようにするという計画で、地元住民はじめ多くの市民、そして府

    • 「森を見て決めよう」北陸新幹線建設予定地フィールドワーク

      10月23日の日曜日、北陸新幹線京都延伸を考える市民の会で南丹市美山地区の建設予定地をめぐるフィールドワークを企画しました。 北陸新幹線を京都市の地下を通って小浜から新大阪まで延伸する計画は現在、環境影響調査中でまだ本格的に決定はしていませんが、私たちがフィールドワークをした翌日、関西8府県から成る関西広域連合が東京で促進大会を開催し、国会議員も多数参加して2023年の着工を目指し、必要な整備財源の確保を政府・与党に求める決議を採択した。 今回のフィールドワークは、この環

      • 草の根タウンミーティングスタート

        これから毎週企画やイベントやトークライブなどが目白押しとなります。 企画中の少し緊張感ある対話も、企画後に参加してくださった皆さんが打ち解けてワーッと話しに花を咲かせてらっしゃる様子も、小さな自治に違いなく政治の根っこに違いない、と思います。 草の根プロジェクト主催だけでなく、町のあちこちにそんな根っこがある。 裾野を広げている根っこは、わざわざ束ねるのでなくさらに広がる方が安心するのにな、と思います。 『ラピュタ』でパズーとシータが木の根に守られたみたいな感じで。 草の根

        • 養正地域で起きていること

          養正地区は京都市左京区、叡山電車出町柳駅のすぐ北にあります。西に下鴨神社、そしてちょうど鴨川が高野川と賀茂川に分かれるデルタと呼ばれる公園や広い河川敷も近く、東には京大が徒歩圏内で、多くの学生さんが行き来する往来に接しています。 京都市は昭和28年から同和対策事業として養正地域の住宅改良事業を実施、計15棟総戸数699戸の養正市営住宅が建設されました。 この住宅に伯母一家が暮らしていたので、私は小さい頃からよく遊びに行きました。 部屋は台所とあと3部屋だったと思うのです

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        • 草の根便り いざきあつこ通信
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        記事

          さざ波を立て続けよう根気よく

          昨日は、NEKKO × アドソキア共同企画 「あれ? なんで私たち働かなくちゃいけないんだっけ?」 にご参加ありがとうございました。 藤原辰史 さん、松村圭一郎 さんの対談に始まり、+ NEKKO編集メンバー + アドソキアメンバーが加わり、会場の皆さんも加わっていただき、平日のお昼間なのに多彩な方々が来てくださりとても刺激的な会となりました。 今回は松村さんがフィールドワークされているエチオピアはじめ、アフリカやニューギニアの人々の暮らしぶりや働き方、モノの考え方などを教え

          さざ波を立て続けよう根気よく

          草の根選対のミーティング

          草の根プロジェクトは次の京都市会議員選挙に向けて動き始めています。 まずポスターができて、次は全戸配布ビラと呼ばれる左京区の皆さんに草の根プロジェクトのことを知っていただくためのチラシ作りに入っています。 草の根プロジェクトは市民による市民のための選対ですから、まずは参加しているお一人お一人がどんな思いでいるのか、お互いに聞きあう場を持ちました。 これはその記録です。 こんな声の蓄積から市民選対の政策が生まれてきます。 Rさん: 日本国籍ではあるけれど外国セルーツの子どもた

          草の根選対のミーティング

          京都市教育委員会の出前トークを依頼してみた

          7月2日土曜日に開催した「教育の未来を考える会」タウンミーティング、京都市教育委員会の職員さんによる不登校に関する出前トーク(京都市にはこの仕組みがあって、テーマごとに職員さんが来てくれる)の回には、20名のご参加をいただきました。 お子さんやご自身が不登校の当事者の方、子どものための居場所作りをされている方が多く、教育委員会の職員さんの話される内容と、参加者の皆さんの実感との大きな乖離を改めて感じました。 児童生徒の不登校の定義は年間30日以上の欠席だそうで、小中学校の不登

          京都市教育委員会の出前トークを依頼してみた

          VOTE OUR PLANET

          観測至上一番短い梅雨が明け、一気に猛暑がやってきた。 蝉が鳴き始めている。 異常。 まだ大きくなりかけのひまわりの葉が暑さで変色してしまった。 ジョウロで水をやりながら、すーっ、と不安になっていく。 野菜や米は無事に育つのだろうか。 水は足りるのだろうか。 北陸新幹線京都延伸計画への反対は、自分たちの身近にある貴重な自然をこれ以上壊させないためのアクションで、パタゴニアはその活動に助成金を託してくれている。 その助成金で今、美山の方々に全面的にご協力いただきながら、子どもたち

          ロビイング、京都編

          昨日、立憲民主党の福山哲郎議員の事務所に面会に行ってきた。 ずーっと以前から、北陸新幹線京都延伸問題で面会したい旨、直接ご本人に電話でお願いしてきたのだけれど、「わかりました。また連絡します」というお返事の後、数ヶ月連絡がなく、再び電話をかけたのが数週間前。 「北陸新幹線ですか、まだまだ先の話でしょう」とおっしゃる。 「いやいや、来年か再来年、着工予定になっているんです」 「僕はそんなふうに聞いていないんですけどねえ」 「資料など揃えて伺いますので見ていただけませんか。選挙も

          議員会館にロビイングに行ってみたら

          noteでも書いてきた北陸新幹線京都延伸問題、先だって与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の高木毅委員長(自民党)が全工区で条件が整わなくても可能な工区で着工すべきとの考えを示したと京都新聞が報道してくれた。これは明らかに法令違反で無茶苦茶な話。 この問題、国会議員の中でどのくらいの方がご存知なんだろう?あまり知られていないうちに無茶苦茶に進められては困る!というわけで、6月7日に北陸新幹線京都延伸を考える市民の会の3名で東京まで資料をどっさり持ってロビイングに行

          議員会館にロビイングに行ってみたら

          京都府知事選挙、負ける

          4月10日、京都府知事選挙の開票結果は現職の西脇さん、50万5651票で当選。 投票率は37.58%。 選対の共同代表として参加したかじかわ憲さんの得票数は25万1261票。 4年前、福山和人さんと西脇さんの新人対決の時は、私は選挙に直接かかわっていなくて、投票することで福山さんを応援したのだけれど、その時は投票率は35.17%。 福山さん31万7617票、西脇さん40万2672票だった。 今回の有権者数は206万3401人。 投票者数は77万5461人。 投票

          京都府知事選挙、負ける

          告発のゆくえ2

          私もかじかわ憲選対の共同代表として参加している京都府知事選挙は最後の週末を迎えます。 京都府下全域を回る選挙カーは2台。 候補者の乗る候補者カーと政策を伝えて回る政策カー。 知事選は京都府全域を回らないといけないので2台じゃ足りないに決まっているんだけど公職選挙法(公選法)が2台と決めているのです。 その2台のルート調整、候補者のスジュール調整、乗り込むアナウンス担当の方や応援弁士さんのスケジュール調整などが毎日めまぐるしく組まれています。 立会演説会の準備、電話かけやチラ

          告発のゆくえ

          4月4日に京都地方検察局に告発状を出しに行きます。 自民党京都府連のいわゆるマネーロンダリング疑惑、京都選出の自民党国会議員、ほとんどの府議、市議ぐるみの公職選挙法違反を問う告発です。 自分の暮らしている町の議員の皆さんが組織ぐるみで長年、公然とお金にモノを言わせる選挙を続けてきたかと思うと、開いた口が塞がらない、知らん顔は出来ない。 「これ、黙ってられないよね」という友人知人がすぐに31名集まって、市民告発団が出来上がりました。 日頃、別々にいろんな市民運動をしてい

          もうすぐ水平社百周年

          さっき養正小学校に行ったのです。 これから先、養正市営住宅が大きく変わろうとしていて、それに先がけ住民の声を聞く「未来のまちづくりミーティング」というのを企画してくださって、素晴らしいなあと思い参加しに行ったら日を間違えていた、、、 昨日だった、、 閉まっている門の前で茫然、、 悔やまれますが次は間違えずに参加させていただきたいと思っています。 叔父と叔母は亡くなるまで養正市営住宅で暮らしていました。 よく遊びに行った団地の部屋は本当に狭かったなあ。 狭い部屋を叔母は居心地良

          もうすぐ水平社百周年

          2022/3/24

          先週、父が自宅で転倒して救急車で運ばれた。何度目だろう。 救急車で運ばれて病院に入ったらコロナ対策で会えなくなり、 「これが今生の別れか」と思った。 大腿骨骨折で手術をしなくてはいけないと医師から説明を受け、病室の父とzoomで会談。耳が遠いのでzoom画面に向かって大声を張り上げる。 「みっちゃん、大丈夫かー!骨が折れてるから手術してもらおうか」 すると父は、「切断は断る」とキッパリ。 「親父が満州で指切られたから俺は意地でも切られへんモゴモゴモゴ。。。」 あ

          税金がわからない

          今日は、共産党市会議員の井坂博文さんに市民環境研究所にお越しいただいて、草の根プロジェクトの4名で京都市の行財政改革計画についてレクチャーいただきました。 この間、noteに書いた地方交付税交付金の半減について、「京都市会ではどんな議論されてきたのでしょうか?」ってメールでお聞きしたことがきっかけで、資料をご準備くださりバイクに乗ってレクチャーに来てくださったのです。そして丁寧に「いろは」の「い」から説明してくださいました。 以下。 そもそも地方交付税とは、憲法25条の