ゲンジ物語0621(シロテン・シラホシ)
トップ画像は、
ひろうすさんの記事からです。
ひろった昆虫を看取り、埋めてやるひろうすさん。
ひろうすさん、虫、苦手だったのにな。
そう思うと、鼻の奥がつんとしました。
さて、
シロテンハナムグリと、シラホシハナムグリの見分けは、難しいです。後翅を広げなければ、パッと見では分かりません。
白の模様にも、大きさにも、色にもそれぞれ個体差があるからです。
ひろうすさんがお家に連れて帰ったのは、シラホシハナムグリかなと思います。前肢の長さや、前翅の閉じ方から見て、そうかなぁと。
よく見ると間違っていたかもしれません。
間違えていたら、
シロテンハナムグリの「シラホシちゃん」だったということにしてください。
ところで、この子たちの翅の開き方を見て、何か気づきませんか?
( 画像をよく見てね )
そう、前翅を閉じたまま、後翅を出しています。
か、画期的!
だって、空気抵抗が全然違います。
前翅をいっしょに開いて飛ぶ奴ら(カブトムシ、クワガタ、タマムシなどたくさん)よりも、明らかに飛ぶのが上手です。
まず、飛び出しが早い。
カブトムシは、パッと前翅を広げて一拍おいて、ようやく後翅をばたばたさせて飛び立ちます。
カナブンやこの子たちは、身体も軽いし、あっ、と思ったら即飛べます。
飛んでからの敏捷性も全然違います。
クワガタは、ほぼ直進しかできません。カーブする角度がゆるい。
この子たちは違う。上下左右、自在です。
ひろうすさんのシラホシは、
きっと、星の輝く遠いお空まで、
ぴかぴかしながら飛んでいったことだと思います。
昨日の夜パトより、
カナブンさんのケンカでした。