米道楽0618(田植えをする)
米作り素人の私は言葉を知らないので、様々な道具や作業をなんと呼んでよいのか分からないのだ!自慢することじゃない。
それで、
「育苗ケースをひたすらひっぺがすお仕事」というのがあるのですが、
……絵で説明しますね。
本の虫読書録さんは、この作業が好きだったらしい。私は…私、身長が179㌢ほどありまして、腰を曲げたままのこのお仕事がなかなか辛い。
30分かけて、ベリベリ、ベリベリ、ようやく40ケースほどはがしましたか。
あ、話は逸れますが、トップ画像は見ての通り私の(厳密には私の任されている)田んぼに植える以上の苗が育っています。
道具類も、何もかも借りているので、どうせならっていうことで、勉強がてら周りの田んぼの分まで一緒にやっている訳です。
まわりのおっちゃん達に言いたいんですけど、こんなに便利な人います?無給で、午前中ぶらぶら手伝いに出てくる男手。しかも、休憩がてら愚痴ともつかない田舎話に付き合ってくれるんだから。
話を戻しましょう。それで、これを軽トラの「苗を格納するアルミの棚」にのせまして、いよいよ田んぼへ向かいます。
道具類を借りるということは、当然ですが、みんなよりなにもかも時期が遅れています。ま、こんなもんでしょう。
田植え機の操作については、トラクターより分かりやすいかな。走行しながら、水田に目印のラインを入れてくれるので、それに合わせて走らせます。
ただね、
どういうコース取りをすれば合理的なのか。また、刈り入れのコンバインのことを考えてコーナーを植えないと、とか。
これ、教えてくれる人によって違います…大体の話を聞いてやり始めたのに、隣の田んぼのおっちゃんに「そんなもん、あっかいや!」と、田植え機を止められレクチャーを受けるなど日常茶飯事。
そして、みな細かいところにもこだわりがあって、そこを中心に話し出すと「最終的にどうなれば良いのか」が見えてこない。
さらに、おっちゃん同士の仲の悪さがそこに加わってくると「そんなやり方、あいつ下っ手くそや!」てなことで、私は半笑いで空を仰ぐしかないのです。
人間て、ややこしくておもしろくて、やっぱりややこしい。
泥んこ田んぼにはオタマジャクシ。カブトエビやらホウネンエビやら、みんなそれぞれ生きています。もちろん、おっちゃんたちもその仲間です。