うるとらまりん

先端科学についてアート作品を介しながら語ることは可能なのか?に、チャレンジします。

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最近の記事

クリスチャン・ボルタンスキーに誘われる永遠の旅 ―春日美由紀氏の記事に寄せてー

NPO法人越後妻有里山協働機構 長津 晴菜(ながつ はるな)  2021年、大地の芸術祭は京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センターとのご縁を得て、対話型鑑賞を学ぶプログラムを実施しました。春日氏はそこで講師を務められ、それが私と春日氏との出会いでした。 大地の芸術祭は、新潟県越後妻有地域で開催されている現代アートのお祭りです。クリスチャン・ボルタンスキーは現代アート界を牽引してきた世界的大作家ですが、大地の芸術祭を代表する作家の一人でもあります。大地の芸術祭の第

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      ボルタンスキー:最後の教室

      • ボルタンスキー鎮魂

        MKYプロジェクト№2 2022.1.16 岡山出身で岡山に実家があり、アートに興味を持っているのになぜか来そびれていた瀬戸内芸術祭の中心地である豊島・直島にやっと訪問する機会を得ました。秋の越後妻有の最後の教室でのインパクトが今回の瀬戸内への旅を引き起こしました。2019年の国立新美術館でのボルタンスキー展からずっと心のどこかに潜んでいたもの、それはボルタンスキーの作品の力によるものなのだろうと思うのですが、導きのようなものを感じました。 今冬の初雪で遅れた新幹線。京都

        • アートと医療について考える(1)

          2021年の春から京都大学iPS細胞研究所の科研費の研究に関わっています。研究課題は「細胞の人為的改変に対する制度論と印象論」です。ちょっと聞くと「?」って感じです。その「?」を少しでも紐解いていけるとよいのではないかと考え、医療をアートとの関係でみていこうということでこのブログを始めます。 名称は「MKYプロジェクト」=「M(みて) K(聴いて) Y(よく考える)」です。 最初は、2021年10月に訪問した越後妻有大地の芸術祭から・・・。 越後妻有大地の芸術祭には昨夏悲し

        クリスチャン・ボルタンスキーに誘われる永遠の旅 ―春日美由紀氏の記事に寄せてー