相談は赤の他人にした方がいい【コーヒートーク】
どーも。
人生にもっと余白を!
ねこじたのヒロです。
今日は、
「せっかくゲームやるんなら何かひとつは学ぼうぜ」
というコンセプトの元はじまった企画『ゲームエディケーション』
なんとなく大切そうなことを、デジタルゲームで説明してみるという試み。
第二回目に紹介するゲームは『コーヒートーク』というインディーズゲームになります。
今回はその『コーヒートーク』から「なぜ、誰もが赤の他人であるマスターに悩みを打ち明けるのか?」という点について語ってみたいと思います。
■コーヒートークとは
きっと、ご存じない方も多いかと思いますので簡単に説明しますね。
『コーヒートーク』は、喫茶店のマスターとなり、訪れる人々との会話を楽しみながら、その人生を変えるきっかけとなるような一杯のコーヒーを提供する、という一風変わったゲームです。
舞台はシアトルらしいのですが、ちょっと世界観が変わっていてここには多種多様な人種が共存しています。
エルフ、オーク、それから人魚など、いわゆるファンタジー世界に登場する種族が一緒に暮らす不思議な世界です。
マスターは毎夜、店を訪れた人々から様々な悩みを相談され一緒に考えながらコーヒーを提供します。
この説明を聞いて、面白そうだと思った方は一度やってみるのをオススメします。
自分でも深夜のコーヒーショップをやってみたくなっちゃうような不思議な魅力の詰まったゲームです。(体験版もありますのでぜひ!)
■親しい人にこそ知られたくない
僕らって悩みが出てきたり、何かに不安になったりしたときってまずは自分でなんとか解決しようとします。
今だったらネットや本で調べたり、って方が多いかと思います。
それで解決できればいいのですが、実際はそんなに簡単じゃない場合も多いのではないでしょうか。
そうして次には、誰かに相談してみよう、話してみようと思い立つ。
多くの人が、最も最初に相談しようと思うのは、親または友人などのいわゆる『親しい相手』だと思います。
だけど、そこで悩みの内容を考えてふと立ち止まることがあります。
なぜ思いとどまるのか。
それは、この悩みが『親しい相手』にこそ知られたくない種類の悩みであるからです。
そうなんです。
僕らって、親しい人にしか相談できないこともあれば、逆に親しい人にこそ知られたくないようなこともあるという、正直めちゃくちゃ面倒くさい生き物なんですよね。
■相談できる赤の他人を持っておく
というわけで、『なぜ、赤の他人であるマスターに訪問者がぶっちゃけてしまうのか』という理由はおわかりいただけたはずです。
答えは、「親しい相手」には逆に打ち明けられない悩みがあるから、ということですね。
で、問題はここからです。
ちょっとアンケートを取りたいくらいなんですが、
「今、あなたには、この『まったくの赤の他人』であるマスターのような相手が存在していますか?」
僕が思うに、今の日本には「そういう存在はいない」という人がほとんどなのではないでしょうか。
海外だと、国によってはカウンセラー的な人たちがそんな役目を担っていたりします。
だけど日本って、カウンセラー文化が浸透していませんよね。
だから誰も相談する相手がいない。
しかも、日本のような強烈なタテ社会では国の管轄内であるお役所には相談したくない。
だって、信用できないから。
誰だって信用ならない相手には悩みなんか打ち明けられないはずですからね。
しいて言うなら、ひと昔前の道端の占い師さんとかがそんな役目をしていたのかもしれません。今はあんまり見なくなりましたけど。
■雑に相談できるほど信用できる赤の他人を
最後にまとめるとこうです。
仕事の悩みは職場内の人には相談しにくいこともあります。
同じように、家庭内の悩みは家族には相談しにくいことがある。
友人間での悩みは、もちろん友人間では相談しにくい。
だから、ちょっと特殊な第三者の存在が必要なのではないでしょうか。
それが、『雑に相談できるほど信用できる赤の他人』です。
略して、『ザッソウできる他人』と覚えておいてください。
たぶんこれを求めて、多くの悩める人が「新宿の母」みたいな人の所に行き着くんだとボクは思います。
携帯電話の登場、スマホの登場によって職場とプライベートが常時つながってしまった現代です。
人にとって誰にも知られずに悩みを打ち明けられる第三者の存在が必要になっているようにボクは感じます。
【お礼】
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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そして本日の記事が少しでもお役に立てたなら、それもまた幸いに思います。
それでは、本日もよい一日をお過ごし下さい。
ねこじたのヒロでした。
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