『ぜんぶ、すてれば』を要約してみた!
どーも。
人生にもっと余白を!
ねこじたのヒロです。
毎日の読書から自分がこっそりと記録している「読書の要約」
そこから、本日公開するのはこちらの書籍になります。
まずは著者情報からどうぞ。
◎著者情報:中野善壽さん
・伊勢丹→寺田倉庫→台湾で活躍。当方支援文化財団代表理事。稼いだお金は全部寄付。
・1944年生まれ。年齢的にはお爺ちゃんだけど、いろんな意味でやべえ人。
本書を読む限りどっちかというと、現代の若者的な指向性にも思える。
・「モノではなく、文化こそ日本の財産」という考え方がカッコいい。
著者がなんかヤバそうな爺さんだと理解できたら本書は楽しめると思います。それでは、要約をどうぞ!
◆愛社精神なんかいらない
・自分はなんのために働くのか?答えはシンプル。自分のため。
・「家族のため」って言ってるやつ、それもちょっと怪しい。(これについては本書では理由は語られていなかった。残念)
・会社は人間が作ったシステムなのに、会社に使われるなんて逆転現象もいいとこ。人が中心で、会社が道具。
・頑張るんじゃなくて、夢中になる。そうすれば仕事は苦痛じゃない。
◆目標には固執しない
・始める勇気と同じくらい、やめる勇気も大事。
・やめるときの最大の足かせは、「ここまでやった」という過去の蓄積。(いわゆる現状維持バイアス、コンコルド効果)
・目標を持たなくても、人生は楽しく生きていける。
・大事なのは今日楽しく働けているか。自分にできそうなことを一生懸命やってみる。その繰り返しだけ。
◆「すてるセンス」の磨き方
・「好き、嫌い」をはっきり意識して生きる。なにもその場で口にする必要はないので心で思っておいていい。
・理由は後付でもいい。直観、主観を大事にすること。
・これを繰り返していれば、自分の中に軸を持てるようになる。切っ先の鋭い槍を持てるようになる。
※中野さんは「生け花」で身につけた気がするとのこと。
◆モノを、すてる
・家を買う。いつでも戻る場所がある。安定がある?これ本当?
・住居が固定されるのは、見方を変えるといつまでもそこの場所に縛られるということ。実際、台風や地震のときは持ち家の方がリスクある。
「家が心配だから家に戻りたい」なんてことになる。家の方が命より大切なんて本末転倒。
・物を持てば安定どころか、不安要素が増えるだけ。返って不自由になっていることに気付くこと。
◆思い出を、すてる
・過去を大切にするのはいいが、それにしがみつくのはよくない。不自由になる元凶が過去の成功体験。
・過去は未来を縛ってくる。激動するこの時代、前例や過去の成功は役に立たない。
・結局、過去の栄光はさっさと捨てないと未来の発想が不自由になる。過去と未来ならやっぱり未来が大事でしょ。
◆慣れを、すてる
・人間は慣れてしまえばバカになる。効率化した結果、頭を使わなくなって衰える。
・だからできるだけ不慣れな場所に身を置こう。不慣れな人と会ってみよう。新しいことをやってみよう。
・適度に負荷をかけることが重要。負荷がなくなったら、新たな場所へ、新たなことをしよう。
◆生け花で学んだこと
・花の色は、その花だけで引き立つわけじゃなく隣に何色を置くか、つまり対比がとても重要。人間も同じ。
・仕事のパートナーも同じ。できるだけ自分と違う発想の人間をそばに置くべき。
・同じことしか考えつかない人間が二人で仲良しこよししてても、いいアイデアは生まれない。(ヘーゲルの弁証法的な考え方)
◆服を、すてる
・昔の服はもう着ない。なぜなら、5年前に買った服は5年前に戻った気がしちゃうから。
・「いつ捨てたっていい程度の服を着る」ことで、行動の制限が減る。きれいな服だと汚したくないなんて不自由な思考が生まれる。
・おしゃれというのは組み合わせの妙なので、別に高い服なんておしゃれには必要ない。
・大人の役割は、子どもが夢中になって遊ぶ姿を見守り、応援すること。そのためにも捨てられる程度の服を選んでおくべき。
◆新聞を、すてる
・新聞は見出しで十分。スマホの「日経電子版」の見出しだけ読む。
・見出しは要約中の要約なので、それで大筋はつかめる。
・読み込む時間を減らして、未来を考える時間に使おう。
◆電話するのは熱を伝えたいから
・仕事でもなんでも、いいことを思いついたらソッコーで電話で伝える。
・メールに入力しようとすると入力してるうちに熱が冷めていく。勢いが伝わらないのはダメ。
・声で感情も表現できるので、アイデアは口で伝えるのがいい。
◆ホウレンソウも企画書も、すてる
・現場のことは現場に任せる主義。ホウレンソウなんか自分は聞きたくもない。
・承諾を得るための企画書もいらない。
・仕事を始めるために、膨大な仕事が立ちはだかるなんてムダでしかない。
◆まとめ
・自分の心が「価値がある」と感じられたものにだけ、素直にお金を使いたい。
・息子たちに残す資産もほとんど用意していない。形あるものは残さない。本当に残すべきなのは、”形にならない思い”。
※ボクは「引き継がれる意志」のようなものと解釈した。
・形にならないものをどれだけ残せるか。それが本当の人間力。
というわけで、以上が『ぜんぶ、すてれば』についての要約になります。
簡単ではありますが、少しでもお役に立てれば幸いです。
【お礼】
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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ワンタッチの関係で結構です。ボクを幸せにしてください!
そして、今回の記事が少しでもお役に立てたなら、それもまた幸いに思います。
それでは、本日もよい一日をお過ごし下さい。
ねこじたのヒロでした。