見出し画像

ひとびと模様

有名な芸能人のワタクシゴトが話題になっている影で、大物自民党議員のワタクシゴトが話題になってないのはただのタイミングなのでしょうか。この大物氏、地元でポスターがあちこちに貼られてるし、大きな選挙の時は駅前に立ちに来るし、身近な人も、彼は学歴素晴らしく兄弟も優秀なのだ、と感嘆しきりだったので、個人的により続報に興味があります。非の打ちどころのない公人のアキレス腱?

公人といえば、ずっと読み続けている某作家の文章を久しぶりに購入したのです。女が嫌いだ、若い時に沢山こどもを生みたかった、魂からのアドバイスをしても適当にあしらわれることが多いが〇ちゃんは違う。と、昔から書いてることと同じことが書いてあって、うむ、これが言いたいのね?有名だけど怖くないし人がよさそうだ、と舐められて利用されてきた、と感じていると。昔からスタッフや家族を必ず帯同している印象があるけど、ずっと寂しがりやで怖がりなのかも。いろんな他人に会って傷つけられていく中、実子に癒されること多く、心のよりどころとして子がたくさんいたらと思っているのか。しかしこの方たしかいわゆる自然出産にこだわって半身不随の危機があったはず。感覚的に納得のいかない医療を拒んで、危機的状況になって搬送される、産婦人科医が一番怖がるパターンでは。そしてアドバイスと称して色々いわれるのを何より嫌ってると何度も書いてるけど、人には言うと。そういえば他人を自宅に入れるのがとにかく嫌だ、って書く一方、人のおうちを訪問してそのことを種に書いてるし。矛盾と複雑のカオスから引き出される文章の連なり。
この作家のご親族と、母がある時期交流があり、作家の親戚であると打ち明けられ、母がうちの娘作品よく読んでますよ!と言ったら、いやたいしたことありませんよ結婚もしてないし子供もいない両親は病気で動けないのに世話してるのは~ect, とぶっちゃけられてびっくりした母がそのまま私に報告した思い出。ひでえな、とその時は思ったけど、作家が自分はひどいことをいうと随分人に責められるけど自分の親戚はもっと口が悪い、と書いていて納得した。
エンヤ(!)の両親がテレビのインタビューで、まあ音楽は子供時代からずっとやってたよね、それはいいんだがいいかげん結婚して欲しいね、わっはっは!と大笑いしていて日本人インタビュー者側が絶句してたの見たことあるもの。世界共通。
某作家の文章は本人もそう希望されてるように、水のようにするりと読めて跡を残さない。時々何を書いたかは引っ掛かってしまうけど。
ある時、アメリカ出版界、ハリウッドも巻き込んだ詐欺事件に、某作家も巻き込まれていた。「親に売春を強要された白人の美少年」の書いた実録本がベストセラーになり、本人が引っ張り出されてみたらまさに「儚げな中性的なティーン」のイメージそのもので、アメリカは熱狂。日本でも翻訳された著書は平積みされ、ついに本人が来日したのかな、某作家も会っているのだ。某作家も傷つきやすそうな美しい人だったと記したこの「不幸な天才美少年」、実は歴史に残る詐欺だったことが判明する。「実録本」は売れない物書き30代の男性が書いた創作で、不幸な美少年だと嘘をついて売り込んで、出版社からぜひ会いたいと追い詰められて、たしかこれまた売れない女優だった30代?従妹に男装させて美少年を演じさせていたのだ。世界中が騙されたわけだけど、突き放して今思うと味わい深い。人々が何を読みたがり、見たいと思ったのか。望まれたものを演じた二人組が責められるべきなのか。読みたがり、見たがった人たちの方が悪くない?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?