ひとりでバーに行った話。
今日は七夕。願いごとはいっぱいあるけど、「彼女できますように」とかそんなどうでもいいことなので、今日は願いごとの代わりに今日のハッピーな出来事をシェアハピする。
去年くらいからバーに通うことになんとなく憧れていた。よくある男のロマン的なやつなんだと思う。
バーにはちょくちょく友達と何度か行ったことがあったけど、ひとりで行ったことはなかった。行ったことがなかった理由は、少し怖かった。
「誰とも話せなかったらどうしよう」や、「どんなことを話せばいいんだろう」などのよくある理由からの恐怖だった。バー行きたい人あるあるだと思う。
最近の僕は何事にもまず頭でできない理由ばかりを考え、足を動かしていなかった。原因はずっとわかっていたのに、それでも行動できなかった。そんな状態がもう3ヶ月ほど続いていた。
しかし昨日の夜、急に「これじゃあかん!!いい加減腰を上げろ!!」と自分に鞭を打った。ほんとに急だった。
このような頭ばかりが働き、行動ができないような経験は2回目なので、対処法は分かっていた。
対処法は”人に会いに行くこと”だった。
で、考えた。
誰に会いに行こう、、、、、バーや!!!!!
ってなった。すぐなった。そしてすぐ調べた。
難波 バー アングラ
アンダーグラウンドの世界にどこか憧れているかなりのミーハーな僕。検索の仕方もミーハー臭が匂う。
そんなこんなでヒットした記事を読み決めた場所がここ。
”三ツ寺会館”
すごく雰囲気のあるビルの中にいっぱいバーがあるところなんだけれども、とにかく雰囲気がある。ワンピースでいうスリラーバークみたいな感じ。ひとりで行った僕を褒めて欲しいくらい。
写真はそのビルの廊下。これじゃあ伝わらん。けど載せておく。
そのビルにある”昭和ときめきサロン 桃色宇宙”という名前のバーに行くことにした。
まずアメ村にある古着屋の仲良くなった店員さんに「今からひとりでバーに行くねん!!応援して!」と人に言ったからには後戻りできない作戦を使い友達に報告。その後にはTwitterで「今からひとりでバーに行きます。応援してください。」と呟き、さらに言い訳できないようにした。その後ヴィレヴァンの前にあるかっぱラーメンでしっかり替え玉をして腹ごしらえ。一度JAMをはさみ服を見て心を落ち着かせ、準備は万端。腹を括って三ツ寺会館に向かった。
心臓バクバクだけども顔の表情は冷静にして、2Fに向かう。
ついに着いた。”昭和ときめきサロン 桃色宇宙”。
下を見ると’しばらく会員の方のみとします’と書かれた看板。
泣きそうになった。
あれだけ心構えして、ラーメン替え玉までして、友達に言いふらしたのに、 会員のみ!?!?!?
10分店の前の廊下をウロウロし、別のお店に行こうかなぁ帰ろうかなぁと考えた。
別のお店に行ってもよかったが、時間がまだ19時半を過ぎたばかりで、バーが開くには早すぎる時間だった。しかし、昭和ときめきサロン桃色宇宙だけは18時からの営業だった。
うわぁどうしよう。帰ろっか。となりかけたが、ちょっと待てーーい!!と昨日自分に鞭を僕が登場した。ナイスタイミング。
ここで帰ったら今までの自分と一緒や!会員さんだけかも知らんけど、一回扉を開けろ。もしかしたら特別で!って言ってくれるかも知れんやろ!と言われた。鞭の自分に。
意を決して扉を開けた。
僕 「こんばんは。初めてなんですけど、今は会員さんだけですか?」
ママ 「そうやねん、今会員さんだけやねん。何見てきてくれたん?ジモコロか?(僕が見た記事の名前)」
僕 「はい、そうです。」
ママ「今新規さんはお断りしてんねんなぁ。でもあんたいい子そうやな。ええよおいで!奥おいで!」
奇跡だった。めちゃめちゃ嬉しかった。もしかしたらが本当になった。
とりあえずバーっぽそうなウイスキー(名前は忘れた)をロックで注文し、少し多めにぐびぐびっと喉に流し込んだ。お酒の味がした。喉が痛かった。
そこでは色んな人と色んな話をした。すごくいい空間だった。ママもさりげなく話を振ってくれる気さくな方だった。常連さんもすごく話が上手で、バーっぽいなーと思った。
またすぐに行こうと思う。絶対に行こう。でも次は同じ建物の別のバーに行くことにする。
「人と出会うんやったら絶対この会館の色んなバーに行って欲しい。色んな雰囲気のお店があるから」と言われたから。バーのママが言うなら従ってみようと思う。
今日のお酒の味は一生忘れないと思う。
小さな挑戦だけど、今の僕には大きな一歩だった。
いい七夕になった。
応援してくれたみんなありがとう。この場を借りて感謝を伝えておきます。
次はどこに行こうかな。
絵本のバーが気になるな、、、
おかげさまでいつも楽しくやらせてもらってます。ありがとうございます! これからもどうぞよろしくお願いします。