小さな幸せのバトン
僕は今までTwitterやInstagramにある「いいね」の機能をほとんど使ってこなかったタイプの人間だ。そんなタイプがあるかのかは分からないが、どれだけ「いいねぇ〜」と思っても「いいね」はほとんど押さなかった。特に理由はないが、「いいね押したら負けゲーム」でもしていたのかというほど押さなかった。
しかし、僕はある時に気がついた。僕が書いているブログにコメントをもらうとすごく嬉しいことに。それだけでその日一日頑張れるほどに嬉しいのだ。
その時にふと思った。「あれ、自分ばかりGIVEされて嬉しくなって、自分からは何もGIVEしてないぞ。こりゃやべえ」と。
それからというものの僕の豹変ぶりは半端ではない。まるで今回は「いいね押さないと負けゲーム」をしているかのように、「いいね」を押しまくっている。しかし、僕は天使のように広い心があるわけではない(天使の心が広いかは分からないが)ので、目に入ったもの全てに「いいね」するなんてことはしない。「嬉しい」、「面白い」、「悲しい」、「辛い」など、僕の心が動かされた時だけ押すように心がけている。僕に何かを感じさせてくれたせめてもの「お礼」の気持ちだ。
その心がけはインターネット上だけではなく、日常生活でも心がけている。路上で演奏しているパフォーマーや、お店で受けた接客に対しても、僕の心が動かされれば、なるべく何か「お礼」をしている。お金があれば「チップ」という形でお礼し、なければ「ありがとう」と言葉でお礼をする。
こうやって人間は小さな幸せを、人から人へ、また次の人から次の人へと、まるでリレーのバトンのように受け渡していくのだろう。
今この文章を書いているだけで、僕は幸せな気持ちになっている。
この幸せもまた誰かに繋がっていくのだろう。
おかげさまでいつも楽しくやらせてもらってます。ありがとうございます! これからもどうぞよろしくお願いします。