心の荷物をおろして、あらたに背負ったのは夢。
今日、ブログで僕の夢の話をした。
そう、今日は僕の昔の夢にさよならをした日。そして、またあらたな夢にこんにちはをした日だ。
「こいつ将来の宇宙飛行士!」
そういって友達は僕を人に紹介し、僕は「よろしく」と言って握手をした。
僕が本気で宇宙飛行士を目指していたらすごく嬉しかったに違いない。でも当時の僕の心は罪悪感でいっぱいだった。
「俺、夢が変わってん」
この一言がどうしてもいい出せずに、そのまま握手を交わしてしまったからだ。
昔の僕は声を大にして「俺は宇宙飛行士になる!」とみんなに言っていた。だから、僕の友達は僕をそのように人に紹介してくれた。何も悪いことはしてない。でも、当時の僕はもう宇宙飛行士を目指してはいなかった。ただそれだけだ。
あれから今日まで、僕の心のなかには、まだ小さな罪悪感の石ころがどこかに引っかかっていた。
「いつか言わないといけない」。そう思いながらも、気づけば今日を迎えていた。
数日前にiPhoneのノートにメモって保存してあった文章を、やっと今日ブログに書き起こし、公開した。心臓がバクバクしていた。しかし、公開ボタンを押した後の僕の心のなかには、もう何も引っかかってはいなかった。ストンッ。石ころが落ちた音がした。今日ずっと背負ってきた心の荷物をやっとおろしたのだ。
そして、今日またあらたなものを背負った。「夢」だ。
今回も昔のように声を大にして言おうと思う。
僕はこれから「モノ書き」になる。
おかげさまでいつも楽しくやらせてもらってます。ありがとうございます! これからもどうぞよろしくお願いします。