自然と人間
今日は6年ぶりくらいにジブリ作品である「もののけ姫」を観た。
6年前の僕は、このアニメーションが意味することを全く理解していなかったので、もう一度観て意味を理解しようと思い、今回また観ることにした。
結果を言ってしまうと、やはりほとんど理解できない。すごく難しい。しかし、かなり深いメッセージがあることと、長く自然の中に暮らす動物たちとその自然を切り崩す人間の話であることは僕にも分かった。
だから、少し今日は「自然と人間」について考えてみた。
今から想像もできないほど遥か昔、地球には水と木しかなかった時代。まだ生き物はいなかった。それから、少しずつ少しずつと月日が経ち、ようやくプランクトンほどの小さな生き物が海中に誕生し、それらがさらに月日を経て、地上にやってきた。そして、それらの生物が進化に進化を繰り返し、今の人間ができあがった。
これは僕たちが一番耳にする「進化論」と呼ばれる説だが、もしもこの説が正しいと仮定したならば。僕たちは人間は「自然」であったといえるだろう。僕たちはもともと自然の一部だったのだ。興味深い。
それが現代では人間が生活しやすいようにと、自然をわんさかわんさかと切り倒してしまっている。「自然の一部だったもの」が「自然」を切り倒す。胸が締め付けられてしまいそうになる。なんて人間は酷いことをしているのだろうか。
しかし、このように感じるのは「自然」としての立場から考えた場合。
僕たちは「自然」であり、「人間」でもあるわけだ。だから、「人間」としての立場からも考えてみる必要がある。
人間が自然を切り倒し、そこに道や家を立てることによって、私たちは安全に、かつ便利に暮らせている。これは、紛れもなく否定しようのない真実なのだ。安全にかつ便利に人間が生活を送るためには、自然が多少切り倒されることは仕方のないことなのかもしれない。
これが「人間」としての立場側の主張なのだろう。
この問題は本当に難しい。私たちが「自然の一部」であり、「人間」でもあるからだ。
私が持っている、この小さい脳味噌では解決策は見つけることは出来ない。
自然と人間。もっとお互いが手を取り合って共存していくすべはないのだろうか。もののけ姫の作中では主人公のアシタカがそれをなそうとしていた。
すごく難しい問題だ。今日は「もののけ姫」に考えさせられてしまった。
「自然と人間」
これからも自分なりに、しっかりと考えていこうと思う。
おかげさまでいつも楽しくやらせてもらってます。ありがとうございます! これからもどうぞよろしくお願いします。