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文ストアニメ4期8話(45話) 感想
※アニメ派の方を考慮して、単行本ネタバレなしでお送り致します。安心して見てってください。
今週は30分前から正座待機ですよ。遅刻なんてするもんですか。
しかしねえ、不思議なことにねえ、なぜだかアニメ視聴前の段階ですでに気持ちが8割くらい満たされた感じがしましてねえ。ええ、なぜかはわからないんですが。既にメインディッシュを食べ終えたような、それでいてアニメはもしやデザートだったのでは?と錯覚してしまうような、そんな感覚なのですが、どうです、共感して頂けます?果たしてこの気持ちをなんと申し上げたらいいのか。そうですねえ、言ってしまえば、にゃんだか今日はもうお腹がいっぱいなんだにゃ、というような気分と申しますか。これはお日柄のせいでしょうかねえ。ええ、きっとそうなのでしょう。
つべこべ言っていないでそろそろ本題に参りまする~。
始まり方のかっこよさがえげつないね。そしてこの銃撃に耐えてる猟犬二人のかっこよさも尋常じゃないね。
一瞬の登場しかしてないのに、4期MVP確定のヘリ原くん。
私みたいな人間精神の暗闇に目が慣れてしまっている人にとっては中也はものすごくキラキラ眩しくて反射光が…うわぁ…!ってよくなるんですけど、ヘリ原くんの登場シーンが夕暮れであることによってその眩しさが多少緩和されていて失明せずに助かった人がここにいます。
夜がいつも中也の眩しさを程よく緩和してくれるから、中也が夜の王様でいてくれて本当に良かった。夜はいつだって君のものだ。(今日見た猫さんの話)
賢治くんはやっぱりどんなときだって汗をかかないのだけど、この子の心の中どうなってるの?心の中が澄んで澄んで澄みわたっていたら人は汗かかないの?
…本体?これカットしないのね…不必要なギャグシーンとは認定されなかったのね…
そして割とシリアスなのにジャズトーンのBGMが流れているのは、これは中也のせいかしら。中也はジャジーなイメージ。おかげでなんか余裕たっぷりみたいな雰囲気出ちゃってる。
鐡腸さん不意打ちでかっこよすぎてずるい。
自分の命さえをも、自分の理想のための燃料として捧げようとしている国木田さん。
自分の命がなくなった後でも、残した理想は消えることなく受け継がれるから、それが自分の死後も探偵社を救い続けるだろう、ということかな。
先週国木田さんは真っ二つになった手帳に一度も目線を向けなかったことから、彼にとっての優先順位が「理想<探偵社」であったように感じられたのだけど、今週でそれがさらに「自分<理想<探偵社」になっている感じ。じわっとくるね。国木田さんの精神の高潔さはどこまでも揺らがず本物です。
二日後。つまり火曜日ですね。朝5時です。朝霧先生らしく朝霧出てる。
8月~9月頃の日の出時刻は大体5時前後。ぴったり合わせてきますね。
8月中旬であれば日の出5時、日の入り18時半になるのでそのあたりが近似値かな。
誰もいない部屋が幻想的でとてもきれい。
DAのBGMかけながら、鳥かごの絵画の前で対話させるのはやっちゃダメなやつ。生きた心地しない。
敦くんのもとに太宰さんが…!
ああ…とても時間かけて丁寧にやってくれているこのシーン…そしてここでまたDAのBGMが…効きすぎてたまんない。
太宰さんの姿に驚く顔、本当に本当に驚いた顔だった。太宰さんが現れたことに対する驚きと、院長の幻影を見続けてきたことからくる条件反射による恐怖心とか混ざりあっているような、そんな表情。
すごいグッときてしまった…心わしづかみにされましたわ。ちょっと泣いてしまうな…本当によく頑張ってきたね、敦くん。色んなことを乗り越えてきたね。
やってきましたマナセットセキュリティ。いい会社だな。時刻は8:12。従業員まだいない。出社時刻遅いのいいな。
37階です。ポートマフィアがよく見えます。
相変わらず記憶が戻らないホーソーンさん。瞳孔が…すごい動いている…
ドスくんは彼に何をしたんだろうなぁ。
ゴンチャロフの額には包帯があって血のにじみもあったのだけど、ホーソーンにはそれがない…しかしホーソーンはそもそもが血を操る異能を持っているので、包帯や血のにじみがないのはホーソーン特有の要因であるという見方もできるか…
二人の改変に共通する部分は「何かを感じさせない」「何かを忘れさせる」という特定の機能を消す方向に働いているということであり、何かを生み出すということはしていないのだよね…つまりは原罪を消すような方向性の能力ということで。
記憶を消すことはできているが、記憶が別のものに置き換わっているわけではない。そのあたりがドスくんの能力と、白紙の本の改変の違いのような。
私の相互さんが、血を操作して脳の一部を壊死させているのでは、という考察をしていたのだけど、なんとなくそれに近い感じがする。
おおおお…与謝野さんが怯えている…ように少しだけ感じ取れるような声と顔…しかしそんなことよりも国木田さんのが大事とでも言わんばかりに切り替えるの早いな、探偵社員はみんな自分よりも誰かのことが大切なのね
黒服に囲まれる太宰さん、囚人というよりボス感しかなくて安心感のかけらもない
ムルソーという場所に対して勝手にコンテンポラリーアートのようなイメージを抱いていて、BGMにエリックサティでも流れていそうだなと妄想していたのですが、アニメのムルソーは想像とは真逆のダークでアラビアンなミステリアス空間でした。こういうの見るとどことなくカバラを連想してしまうね。虫くんが喜んで収容されそう。
このハチの巣構造みたいな模様、強度すごそうだな。
異能空間ということが強調されているのか、ポオ君の不完全な異能空間と少し近い雰囲気を感じさせますね。
そしてやっぱり遠方にも誰か他の拘束者はいるんだね。
本をもてあそぶドスくん。前回の連絡手段は音楽だったけど…今回の本にもなにかそういう意図が…?
おおお、新しい囚人が入ってくるときのエフェクトすごいかっこいいな。
驚くドスくんと驚くフィッツ。強い人が驚いているときの顔が一番好きです。
ドスくんも太宰さんも、とっても嬉しそうな声してる。
おっと?種田さんと安吾さんが会話しているこの部屋はなんですか?
赤い龍ですか?ずいぶん物騒ですね。
日本政府、特務課…君たち…本当に善人ですか?
そういえば、OPでキャラ全員が切り替わりながら登場する色分けされたシーン、あそこ特務課が一番赤いのだよね。赤と白が混じってる感じの色が種田さんと安吾さんと虫くんに付けられている。
赤は…私個人の印象では悪側の人間というイメージがあるのですが。
だいぶ怪しいな…
うきうきお悩み相談会!目が死んでる…背景とトークの内容がかみ合っていなさすぎて…なにこの異常な光景。
あああもうたっぷりやってくれているの本当…制作陣様の前で100万回ほど土下座してもそれでもまだ足りないほどにありがとうございますの気持ちです。
笑笑笑笑笑笑笑笑で締めくくるの、いい意味で感性が常軌を逸している。
顔も声も良すぎる二人をこうやって1画面の中に分割して並べちゃうの、まじで良くないと思います。本当に死人出ちゃう。
敦くんがミッチェルと対峙する場面。
カフカ先生が文スト博で言っていた「敦は共感能力者である」という言葉がぴたっとハマる。敦くんは共感してしまうが故に人を救わずにはいられないんだろうね。
敦くんの強さは痛みと隣り合わせにあるような。
そしてその痛みこそが敦くんを前に推し進める原動力になっているような。
人が誰かを救おうとするのはなぜなのか、っていうのを考えさせられます。
じっとり重たいBGMがまたこのシーンを印象深くさせている感じ。
探偵社員一人の移籍。誰になるんでしょうねえ。
森さんの電話のシーン、18時の横浜の夕空はこんなにも綺麗に見えるものなんですね。事件に巻き込まれている探偵社が描かれるときの夕空はもっと暗く彩度に欠けているのに。対比がすごい。
森さんはなぜこのとき嘘をついたんだろう、とずっと気になっている。
はぁ…とても良かったなぁ…
今週も良かったなぁ…
もうこれ以上ないってくらいたっぷり詰め込まれている感じでした。
言うまでもないのですが、デザートなんかじゃなくフルコースのお料理をもう一度堪能させて頂いた気分です。
さすがに満腹。ごちそうさまでした。