今必要な社長のリーダーシップとは?
■お金持ちランキング
先日新聞に『個人の保有額上位 創業オーナー目立つ』という記事が掲載されていました。
記事の内容を簡単に説明をすると、
「保有する株式の資産価値からみて誰が日本最大の資産家か?」
という記事でした。
上場企業の直近の株主情報を基に、3月末の保有額を個人別でランキングすると、IT(情報技術)分野や小売業でグローバル展開する成長企業の創業オーナーやその一族が上位に並んでいました。
1位 柳井正(ファーストリテイリング)/380億ドル(5兆9200億円)
2位 孫正義(ソフトバンク)/270億ドル(4兆2000億円)
3位 滝崎武光(キーエンス)/210億ドル(3兆2700億円)
4位 佐治信忠(サントリーホールディングス)/93億ドル(1兆4500億円)
5位 関家 一家(ディスコ)/74億ドル(1兆1500億円)
6位 高原豪久(ユニ・チャーム)/62億ドル(9650億円)
7位 重田康光(光通信)/42億ドル(6530億円)
8位 森章(森トラスト)/41億5000万ドル(6460億円)
9位 安田隆夫(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)/41億ドル(6380億円)
10位 三木正浩(ABCマート)/40億5000万ドル(6300億円)
あなたはここから何を読み取りますか?
私は、ここから今必要な経営が垣間見られた気がしました。
■キーワード1:「グローバル展開」。
やはり、これからは少子高齢化により、日本の市場が減少に向かう中でその活路をアジアを中心とした世界へ向けられているということですね。
この手の話しはよく聞く話だと思います。
■キーワード2:「創業オーナー(一族)」。
これが重要で、何を物語るかです。
まさしく、これからの時代の組織を引っ張るリーダーシップのあり方を、物語っている気がする。
市場が伸びている経済情勢では、よっぽど社長が不出来でなければ、ある程度会社の成長は期待できました。
しかし、これからは違います。
経営者の手腕によって会社の成長が左右されることが色濃い時代です。
要するに、オーナー社長のように、強いリーダーシップでスピード感をもって、どんどん経営を前へ前へ進める力です。
多少の抵抗戦力をものともせずに、まるで戦車が森をなぎ倒していくように推し進める推進力です。
もちろん独裁ではダメですが。
■令和型社長のリーダーシップ
独裁者は、人の意見に耳を傾けずに、自分の思いのままに会社を動かそうとすることです。
令和型の社長のリーダーシップは、松下電器(現パナソニック)創業者松下幸之助氏のこの言葉が物語っている気がします。
『衆知を結集し、英断を下す』
これから必要とされる社長のリーダーシップは、広く大衆に意見を求め、謙虚に耳を傾けながらも、進むべき方向は最後には自分で決め、その責任は自分が取る覚悟ではないでしょうか。
不必要な謙虚さは捨て、不必要な合議のような気くばりもやめ、不必要なしがらみにとらわれない、我が道を貫き通す強さではないでしょうか。
■社長業とは、コミュニケ―ション業
別にオーナー社長やその一族でなければできないことではないです。
例えば、雇われ社長でもオーナー型リーダーシップで推し進める力のある経営者もいます。
私の持論ですが、「社長業とは、コミュニケ―ション業」
・株主とのコミュニケーション
・お客様とのコミュニケーション
・従業員とのコミュニケーション
いかにこういったステークホルダーの言うことに耳を傾けつつも、最後には自分の信念を貫き通して責任の取れる『オーナー型リーダーシップ』が社長が取るべき今必要なリーダーシップのような気がします。
■まとめ
あなたは社長としてどうでしょうか?
現場で今必要とされているリーダーシップ(部下とのコミュニケーション)は、部下を下から支えるフォロワーシップ的なリーダーシップが求められています。
しかし、社長としては、ズバリオーナー型リーダーシップではないかというのが私の持論です。
あなたは独裁者のような権威型リーダーシップになっていないでしょうか?
現場のリーダーが求められているような、部下を下から支えるフォロワー的なリーダーシップになっていないでしょうか?
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きっとお役に立てると思います。
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本日もお読み頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
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