見出し画像

スタートアップ企業経営者『3つの悪い癖』

■起業して30年、摩訶不思議(汗)

私は起業してから30年超が経ちました。

今でもこうやって企業家として経営を続けられていること自体が、何か不思議に思うと同時に、人生唯一自慢できることなので誇らしくも思います。

何のとりえも才能もない、何をやっても中途半端で続かない。

やりたいことや、入りたい会社もなく、適当に就職活動をして、働くことに何の希望も楽しみも持っていなかったあの頃を考えると、今は、やりたいことをやって、会社の社長でいることが、摩訶不思議って感じです(汗)

まっ、そんなもんなんでしょう(笑)

■デキる経営者ほど創業の動機が不純

以前この書面で、経営者として上手くいっている人は、意外と創業の動機が不純な人が多いという話しをしました。

▼会社をつぶす変われない社長

創業時の「不純な動機」から「純な動機」へのパラダイムシフトが経営のカギですね。

そんな私ですが、中小企業を中心に、頼りにしてくれる会社様のお手伝いをしていますが、創業間もないうまくいっていないスタートアップ企業の経営者に3つの共通した悪い癖があることがわかりました。

その3つとは、

「何でもやりたがる」

「物事を短期で考える」

「意外と素直じゃない」

ということです。

もちろん、私自身が起業をした人間ですから、当時自分では気づいていなかっただけで、この3つの悪い癖を持った経営者であったのかもしれません(汗)

ですから、通り過ぎたからこそ分かっていることがあるので、ここは一つ素直になって聞いてほしいと思います。

■何でもやりたがる

「これをやれば、もうかるんじゃないか」

「これをやったら、おもしろいんじゃないか」

「これをやったら、お客様が喜んでくれるんじゃないか」

と、経営欲に満ちている創業当初だからこそ、はまる罠の一つです。

いろいろなことをやることによって、もっともっと上手くいくんじゃないかという錯覚ですね。

考えを張り巡らせるのは悪いことではありません。

成長欲があることも、もちろんいいことです。

ただ、結局いろいろやりたいと思っても、思いとは裏腹に現実問題として、経営のリソース(人・物・金・情報・時間)の問題で、なかなか取り組めないことがほとんどです。

「一頭追うものは二頭追えず」

という言葉があるように、まずは目の前のやるべきことに、全知全能全神経を集中させて、しっかりとした成果を上げて、土台を作ったほうが、後々うまくいっている気がします。

「選択と集中」これは経営の基本です。

■物事を短期で考える

これも仕方ない部分もあり、悪いことではないですが、結果的によくないことが多いように思えます。

ソフトバンクの孫さんが、創業まもないころに、みかん箱だかビール箱をひっくり返してその上に立ち、

「これからはインターネットよって世界が変わる。この世の中にデジタル情報革命を起こし、豆腐のように一丁二丁と数えられるような会社にする」

と言ったという話は有名ですが、創業まもないころに、これだけ長期の行く末を見据えたビジョンを持って語れる経営者が何人いるでしょうか。

そうなんです。

要するに、短気で物事を見がちなスタートアップ企業の経営者には、ビジョンのない人が多いのが良くあるパターンです。

あなたは社長として、5年後、10年後、30年後と、どんな会社にしたいと思っていますか?

それが語れるようであれば、それを見据えて、決して目の前の雑音・雑用にとらわれないで、「今何をすべきか?」を考えることができる、あまり短期で物事を考える経営者ではないかもしれませんね。

成功したければ「緊急事項より重要事項を優先せよ」とはよく言ったものです。

■意外と素直じゃない

これもよくあるパターンです。

起業間もないころだからこそ、分からないことが多いので、先輩経営者によく質問をします。

これは素晴らしいことなのですが、ところが、自分で質問をしたのですから素直に耳を傾ける必要があるにもかかわらず、意外と素直に人の言うことに耳を傾けない社長が多かったりします。

というよりも、「なるほど」「それいいですね」と言っていながら、

「俺は違う!俺はそうは思わない!」

「俺は好きに、自由に経営をやりたい」

という匂いがぷんぷんします(笑)

「もう少し素直になったほうが、もっと上手くいくのにな・・・・」

と思うことが多々あり、結局数年後に先輩経営者が言った通りになっていることが良くあります。

誤解を恐れずに言えば、謙虚なふり?素直なふり?

をするのが上手いだけで、実は素直じゃないことが多いですね。

20世紀最高の経営者と言われた松下電器創業者松下幸之助さんも

「経営者にとって最も大切なことは、素直さである。素直な心が人を強く正しく聡明にする」

と言っているように、多忙を極め、いろいろやりたいこともあり、かつ、やらなければいけないこともある時期です。

しかし、失敗も成功も積んできた経験を持っている先輩経営者の言うことに、ちょっと素直に耳を傾ける余裕がほしいものですね。

■まとめ

あなたは、スタートアップ企業の経営者として、

「何でもやろうとしていませんか?経営の基本である、選択と集中していますか?」

「短期でものを考えずに、しっかりビジョンをもって、先を見て経営に取り組めていますか?」

「素直に先輩経営者のいうことに耳を傾けていますか?」

社員が20~30名くらいになると、「集団」から「組織」への脱皮の時期であり、社長の「直接マネジメント」から組織のリーダーを通しての「間接マネジメント」への移行の時期でもあります。

私もちょうどそのころに、ある先輩経営者に相談をして、もらったあるアドバイスがその後のブレイクスルーにつながりました。

どのようにして、「集団」から「組織」への脱皮を図ったか?

どのように、社長の「直接マネジメント」から組織のリーダーを通しての「間接マネジメント」への移行をしたか?

ご興味のある方は、下記セミナーをぜひお試しください。

きっとお役に立てると思います。

ーーーーーーーーーーーーーーー
▼【従業員10~30人の中小企業経営者のあなたへ】
「社長1人経営」から「チーム経営」への組織づくり講座~ずっと、一人で忙しくしている社長のあなたへ~
試してみる
ーーーーーーーーーーーーーーー
本日もお読み頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう。

(追伸)
このメルマガをLINEで受け取りたい方いますか?


いいなと思ったら応援しよう!