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9割以上の部下は褒められた覚えはないという意識のギャップを持とう!

これまで講演などで「褒めると叱るはバランスシート」と繰り返し語ってきた。

褒める量と叱る量は一定にする意識を持たなければならない。

褒めてばかりでも、叱ってばかりでもいけないという考え方だ。

頭で理解するのは簡単だが、実践するのはかなり難しい。

「褒めると叱るはバランスシート」がいかにむずかしいかを証明するデータがある。

テレビで見た街頭質問のアンケート調査だ。


最近、人をよく褒める
・・・92%  

人から褒められたと感じている
・・・7%


自分では褒めているつもりの人が9割以上いるのに、褒められたと感じている人は7%しかいない。

褒めたと思っているのは、本人だけという結果だ。

社内に置き換えてみても、似たような結果になるのではないだろうか。

もう1つおもしろいデータがある。

今度は親と子に同じ質問をした結果だ。


子どもをよく褒めている(親)
・・・100%  

親からよく褒められている(子)
・・・27%


この結果にも、褒める側と褒められる側の意識のギャップが如実に表れている。

単純に、褒めるだけで人が育つとは思っていないが、部下や子どもたちは想像以上に「褒められていない」と感じているのである。

経営者も、上司も、親も、まずはこの現実を認識すべきではないだろうか。

(追伸)

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