穏やかな海では、熟練した船乗りは生まれません。人生に例えると・・
■怠惰な3日間を過ごしました
先日めずらしく体調を崩し、ほぼ丸3日間仕事をせずに過ごしました。
何もやる気力がわかず、文字を見るのがつらいので本を読む気力もわかず、ぼーっと動画を見て、家から一歩も出ず、朝から晩まで過ごした感じです。
俗に言う引きこもり状態でした。
「こんなに何も考えず、何もしないで何日も過ごしたことがあるかな・・・・」
と思うほど、久しぶりに病気を治すことに専念し、怠惰な3日間を過ごしました(汗)
でも、ただでは起きない嶋津としては、この経験を通じて感じたことがあります。
先日、
という記事を書いたので、併せて読んでもらうともっと深く理解していただけるのではないかと思います。
■狭い領域に身を置くと成長が止まる
この3日間、正直めちゃくちゃ楽でした。
仕事のことも考えず、何もしないでベッドの上にいて、やることと言えば、食べることと、トイレに行くこと、そして寝ることだけでした。
誰とも交流を持たず、ぼーっと動画を見ているだけ。
でも、こんな生活をしていたら、「自分が全く成長しないんだろうな~」と思っていました。
人は一度安全地帯を見つけると、そこに留まりたくなる生物です。
知った人、知った場所、知った日常の内で、我々は安全で安心な時間を過ごすことができます。
しかし、その不足ない環境は、やがて我々の成長を止め、挑戦や変化を避ける習慣を作り出します。
それは長期的には、個人の可能性を大きく制限する結果を招くのだと思いました。
■穏やかな海では、熟練した船乗りは生まれない
狭い領域に身を置くと、一つの悪いサイクルが生まれます。
初めは「知識の大海」に足を踏み入れることを恐れ、新しい挑戦を避けることから始まります。
その結果、好奇心や学びへの意欲が次第に薄れていきます。
そして、やがては変化を恐れ、現状を維持することだけを考えるようになります。
この精神的な狭さが、さらなる成長を阻む最大の要因となるのです。
例えば、職場で新しいスキルを習得する機会があったとしても、
「失敗するのが怖い」
「今の自分には必要ない」
といった理由で挑戦を避ける人は少なくありません。
しかし、その小さな選択の積み重ねが、数年後には大きなスキルの差やキャリアの停滞を引き起こすことになります。
■物理的な狭さがもたらす影響
物理的な環境もまた、我々の成長に大きな影響を与えます。
同じ場所で同じ人々と過ごすことが続くと、新しい視点や刺激が不足しがちです。
たとえば、ある町や地域に長年住み続けていると、周囲の価値観や文化に囚われ、新しい考え方やライフスタイルを取り入れる機会が減少します。
一方で、旅に出たり、異なる文化や価値観に触れることは、我々の視野を広げ、柔軟な思考を育む絶好の機会となります。
異文化体験は、自分の当たり前を見直し、新しいアイデアや発想を生む土壌を提供します。
それにより、これまで解決できなかった問題に対する新しいアプローチを見つけることができるのです。
■安全地帯を抜け出すためのステップ
安全地帯から抜け出し、成長を再び促進するためには、以下のステップが有効です。
1)小さな挑戦から始める
新しいことを始める際に、いきなり大きな目標を設定する必要はありません。
例えば、新しい趣味を始めたり、普段とは違うルートで通勤してみるだけでも良いのです。
このような小さな変化が、新しい環境への適応力を養います。
2)学び続ける姿勢を持つ
本やオンライン講座など、手軽にアクセスできる学びの手段を活用しましょう。
学び続けることで、現状維持に甘んじることなく、常に新しい知識やスキルを身につけることができます。
3)新しい人々と出会う
異なるバックグラウンドを持つ人々と交流することで、自分にはなかった視点や考え方を学ぶことができます。
これにより、自分の思考の幅が広がり、新たなアイデアを得るきっかけとなるでしょう。
4)失敗を恐れない
失敗は成長の一部です。
むしろ、失敗から学ぶことで次の成功への糧とすることができます。
失敗を恐れるのではなく、それを受け入れ、前に進む力を養いましょう。
■まとめ
狭い領域に身を置き続けることは、一見安全で快適に思えるかもしれません。
しかし、その状態が続けば続くほど、成長の機会は遠のき、自分自身の可能性を閉ざしてしまうことになります。
精神的、物理的な境界を超え、新しい挑戦に飛び込むことで、我々は自らの限界を突破し、成長を遂げることができるのです。
安全地帯を抜け出し、未知の世界へ一歩踏み出す勇気を持ちましょう。
その一歩が、あなた自身の未来を大きく変える鍵となるのです。
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本日もお読み頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう。