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ほめられて、才能に気付き、趣味になり、職業になる

■義理の母は絵がうまい!

あなたは、今趣味としているものや過去趣味としていたものを、どうして趣味にしようと思ったんですか?

または、今している仕事そのものを、なぜ、仕事にしようと思ったのですか?

私の義理の母(妻の母)は、とても絵が上手で、過去入選をして、上野の森美術館とかに飾られてしまうくらいの腕前です。

その母に、「なぜ絵を書くことが趣味になったのか?」と聞いたとき「小さいころにほめられたこと」がきっかけだったそうです。

■「嶋津君は歌が上手だね」

その話を聞いて思い出したのですが、私がなぜ、高校からギターを始めて大学ではロックバンドを組んでボーカルを担当し、本気でプロを目指そうと思ったのか?

そのきっかけも、小さいころに地域子供会の合唱コンクールの練習をしていた時、指導をしてくれていた先生から「嶋津君は大きな声で歌がお上手ね」とほめられて、センターの位置に抜擢されたことがきっかけでした。

それ以来、勘違いも含めて「俺って歌がうまいんだ」と思えるようになって、音楽(歌)が好きになったのを覚えています。

■「鶏が先か?」「卵が先か?」

両方の出来事に共通していることは

・指導者が才能に気付いたこと

・その出来栄えをほめたこと

・それによって本人がその気になったこと

ではないでしょうか。

「鶏が先か?」「卵が先か?」という話にはなってしまいますが、指導者や親が才能に気付き、それを褒めたことによって本人がその才能に気付き、それが好きになり、自分の趣味となっていく。

更には、その趣味が転じて職業になってしまっている人も少なくありません。

■ダメ学生の嶋津がやっと就職

私は一応大学は卒業していますが、三流大学で、卒業時は、何のとりえもない、やりたい仕事もない、入りたい会社もない。

更にはバンドとバイトに明け暮れ、遊び過ぎて留年までしてしまった典型的なダメ学生でした。

そして、就職活動も適当にやっていましたが、一つだけどうしてもやりたくない仕事があったんです。

それが実は「営業」でした。

今の私を見ていると、信じてもらえないかもしれませんが、人見知りが激しくて毎日知らない人と商談をするなんてことが考えられなかったし、まったくイメージできませんでした。

ただ、「営業」という仕事は、社会に出たら一度はかじっておいた方がいい、大切な仕事なんじゃないかと、何となく思っていたので、職種の選り好みをせず、就職活動はしました。

それでも、情けないことに本当にどこも受からなかったんです。

それもバブルの売り手市場絶頂期に(笑)

その結果、こんな私を唯一拾ってくれた会社が、飛び込み営業をするバリバリの営業会社でした。

私はそこでトップセールスになり、トップマネージャーになり、今の私があるわけですが、「嶋津さんてすごいですよね!」みたいなこと言ってくれる人がいます。

しかし、謙遜のように聞こえるかもしれませんが、決して私に特別優れた能力があったわけではありません。

私のことを一番よくわかっている親兄弟でさえ、会うたびに今でも

「あんたが、なんで今のように仕事をしているのか?さっぱりわからない」

と言われてしまいます(汗)

■嶋津が頑張れた理由

では、なぜトップセールスになり、トップマネージャーになり、独立・起業して、その会社を上場させて、今では人前に立って、人に何かを教えるような仕事ができているのかと言うと、そのきっかけも、当時の上司や友人、そしてお客様が

「お前センスあるし、努力家だから大丈夫だよ」

「嶋津さんの声って聴きやすいですね」

「嶋津さんのお話しは分かりやすくて、スッと入ってくる感じです」

「今まで受けたセミナーで嶋津さんのセミナーが最高でした!」

「部下のマネジメントが上手い!」

などと言ってくれたことでした。

そう言われたことによって

「えっ、俺って営業のセンスあるの?」

「えっ、俺って人に何か伝えるの上手いの?」

「えっ、俺って人を育てるの上手なの?」

とビックリして、そこから勘違いも含めて

「俺ってむいてるのかな・・・」

「頑張ればこれいけるのかな・・・」

と思えるようになって、頑張れた気がします。

■まとめ

嶋津語録の中でお気に入りの一つが、

「進化は生きる力、自信は生きる希望」

がありますが、ほめられたことによって「自信」という生きる希望をもらったのだと思います。

せっかくなので、来週の木曜日は、この「進化は生きる力、自信は生きる希望」とはどういうことなのかを、解説したいと思います。

会社を進化させ、社員に自分で考えて、自分で動き、自信を持って働いてもらうために何が必要なのか?

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本日もお読み頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう。

(追伸)
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