組織力強化のための「強み分析会議」
先日、通っているジムの女子トレーナーと話をしていて、できれば海外で働きたいと言う話をしていました。
ご存知の通り、私も6年間の海外移住生活があったのでトレーニングをしながら少しその件で話をしました。
そこで彼女は、「若いのにもったいないなぁー」と思う話をしていました。
一つは、心配ばかりしていて、行動に移せていないということでした。
まだ若いから、「行ってみたら何とかなる」と思って飛び込む勇気を持ったら、もっと景色が変わるのではないかと思いました。
もちろんその話もしたら、そんな背中を押してくれることを言ってもらえるだけで、勇気が湧いてくると言ってくれました。
もちろん、何とかなるというのは、いろんな問題やリスクをあぶり出し、解決できる範囲で解決して臨むと言うことではあります。
決して何も考えずに、「何とかなる」と思っていくのは、私の言う「何とかなる」ではありません。
二つ目は、自分の強みをよくわかってないと言うことでした。
そんなに親しいわけではないので彼女の本当の強みはわかりませんが、私がわかっただけで3つあったので、それを彼女に話をしました。
1つは、ハーフなので英語がほぼネイティブにしゃべれると言うこと。
2つ目は美貌があると言うこと。
3つ目は、ジムのトレーニングをするスキルを持っていると言うことでした。
この強みが分かっていれば、例えば、海外に行ってその地域の富裕層の奥様方相手にパーソナルトレーニングを自宅で提供するとか、強みを生かした仕事が考えられるのではないだろうかと言う話をしました。
そしたら彼女は、「そんなの自分では考えたことがないです。そんな方法があるんですね」とびっくりをしていました。
せっかく持っている自分の「強み」を活かす場がどこにあるのかということが考えられていなかったのです。
あーもったいない!!
以前、組織力強化に向けて「強み分析会議をやってみるといい」と言う話をしました。
念のため説明をしておきますと、至って簡単です。
関係者に集まってもらい、徹底的に各人の強みについて議論するのです。
この会議をやるとどんな効果があるのかと言いうと、普段考えても見なかったような部下(従業員)の強みが把握できたり、自分の強みを自らが理解できると共に、上司や他の仲間がどのようにとらえているかを理解できるという格好の場になるのです。
「そんな強みがあったんだ!」
「周りがそんなふうに思ってくれてたんだ!」
と言うことで、意外な発見をすることができます。
それにより、良好な人間関係が築けたり、人間関係修復、組織の活性化などにも繋がり、抜群の効果を発揮します。
これを繰り返していると、普段から仲間の強みに皆がフォーカスをし、自らも自分の強みにフォーカスする癖がつき、いいこと尽くめです。
「ドラッカーも、組織の役目は、人の強みを成果に結びつけ、人の弱みを中和することにある」
と言っていますが、仲間のそれぞれの強みを生かし弱みを中和するためにそれぞれがどういう役割や責任を果たしていったらいいかということを改めて見直すことができるので、組織力強化につながります。
ぜひ試してみてください。
(追伸)
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