義母(ハハ)と嫁(ワタシ)の冬ごもり*4
4-見つからないように
表情が表に出る人、は素直なのだと思う。
でも、嫌なことはなるべく顔に出ないようにと心掛けている。
この頃のワタシは何かあると
自然な素振りでキッチンに歩き出しながら
裏でこっそり、思い切り
「べーーーーーっっっ!!!」という顔をする。
たまには、ハハの耳が遠いのを幸いに、
ちょっとだけブツブツ言うし(笑)
・・・バレてないとは思うけど。
だからハハとワタシの毎日は、
それなりに仲良くやっている風だと思う。
(ただ、ワタシの中に、いろんなウツウツが溜まって行くだけで)
親戚の人からは、よくやってる、いいお嫁さんだと言われるけれど
言われたいためじゃない。
ハハがさみしかったり悲しい思いをすることがないようにというのは
きっとワタシがそうしたいから。
自分の思いに従おうとすると、そうなるから。
でもできれば、お留守番をさみしいと思わないで
ワタシを自由に出かけさせてくれて
・・・それをハハが、なんとも思わずに自然なことだとして
受け止めてくれていたら
それが一番いい。
ハハが、ここでの生活に気を遣っていることはワタシにもわかる。
意地悪なことも言わないし、ハハは何も悪くないのだ。
ただ
毎日の些細なあれこれが、人間ちっさいヨメの心に
とてつもなくのしかかってくる。
一体なにがそんなに?
・・・うーん、なんだろう。
そういえばコレを書き始めてから、あまりない気がする。
ワタシの心が広くなったかな?
・・・次回に続く。