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お弁当
冷めて固くなったご飯やおかずの汁がご飯に染みたりしているのが嫌でお弁当が苦手だった。
そんな高校生時代、お弁当がいつも冷めていておいしいお寿司(生物以外)だった寿司屋の娘S江がうらやましかった。
「いいなぁ、お弁当がお寿司で。注文できる?」
「お父さんに聞いてみるわ」
ということで5,6人で発注し、ちょうどお昼休みが始まったタイミングでS江のお父さんがお弁当を忘れた娘に届けるような感じで、わざわざ隣の市から学校まで配達をしてくれた。
女子高生が回らない寿司屋にお弁当を発注って、今考えるとちょっとおもしろい。
そしてもちろんとってもおいしかった。
「500円で注文とってたわ〜」
コロナ前の高校の同窓会で懐かしいその話しに、またみんなで笑った。
そんなことを思い出しながら金城軒カリーパンのあとに酸味の効いたりんごをかじるお昼休みです。
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