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信頼関係とは

信頼関係とは何でしょうか?僕は今まで人と信頼関係を築く事がとても難しかった。それは人と関わる事で傷ついてきた過去があり、傷つきたくないという恐怖心から常に自分をオープンにできず、鎧を着て人と接していたからです。感情の起伏を見せる事もしませんでした。周りの方がどう思っていたかは正直分かりません。自分の事を信頼してくれていた人もいたかもしれませんが、自分は心からそうは思えていませんでした。またそんな関係の人に今のパートナー以外で出会う事も期待していませんでした。信頼関係とは素の自分を全て出す事ができ、それをお互い受け入れて、どんな時でも支え合う存在。今はそう認識しています。

突然の出会い

信頼できる人の存在の気づきは突然起きました。Aさんとは2019年に出会い、2020年8月から同じポジションとしてより一緒に時間を共にする事がスタートした自分の同僚でした。Aさんとの信頼関係は2021年の4月のある出来事をきっかけに強いものになりました。Aさんの事は「良い人・優しい人」とは思っていましたが正直自分にとって特別な存在ではなかったし、仕事の面では少し不満も感じていました。今までもその事に関して話した事はあったけど、本当にAさんの事を思って話せていなかったし、軸は常に「自分」にあったと思います。4月8日仕事の後にご飯に行く事になり、事件はそこで起きました。ある会話の中で「Kenさんが子供育ててたらどうなのかな?」という何気ない一言に僕は深く傷ついてしまいました。自分はゲイなので子供を持つ事は非常に困難で、そこから目を背けていた自分に改めて気付かされた事。自分は「仕事」しか世の中に貢献できる事がないと感じていたので「子供を育ててる自分は仕事以外にも大切な事がある」という事実を伝えられたように感じ。「虚しさ」「怒り」「悔しさ」の感情がこみ上げ僕はその場で泣いてしまいました。「この人とはもう関わりたくない」そんな感情がこみ上げてきました。ただ、Aさんはそんなつもりではなかった事、また僕が感じた感情に寄り添って、向き合ってくれました。もしかすると何気ない事だったのかもしれませんが、僕はAさんの誠実さと優しさを感じ「この人の事を信頼したい!」と思えるようになりました。また自分の感情がAさんの発言によって大きく揺れた事で、自分の中で大切な人だったという事にも気づく事ができました。

自分に起きた変化

その後二人の関係は強く、強固なものに変化しました。僕はAさんの前では自分らしくいる事ができ、Aさんもそうしてくれているの感じます。二人が心の深いところでつながっている事を感じます。Aさんの人生が豊かで素晴らしいものになって欲しいと心から願うようになりました。全てのことを定量的に測りたい自分にとってっこの感覚はとても不思議なもので、未だ少し困惑しています。ただ一つ確実なのはこの関係を通して起きたは自分の中の変化と幸福感です。自分らしくいることを受け入れてくれる人の存在、それが一方でなくお互いそう思えている事への感謝。人との出会いはここまで人生を豊かにしてくれるんだという驚きもあります。改めてAさんに出会えた事、こうして巡り合えた事に心から感謝しています!

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