トレードで負けた時に落ち込む人は、多分この思考パターンにハマっている。
負けた時に落ち込む人は「罪悪感」にさいなまれているんですね。
そうではないと思った方は、読み飛ばしていただいてOKです。
罪悪感というのは「自分はダメな奴だ」と自分を責める気持ちです。自分で自分を攻撃しているようなモノです。「トレードで負ける自分なんてダメな奴だ」という自己評価になってしまうんですね。
罪悪感というやつは、自己評価を大暴落させてしまうんです。
自己評価が「ダメな奴」になると、何をやっても空回りしていきます。
何をしていても、いつも心のどこかに心配事を抱えてしまって、目の前のことに集中できなくなってしまうのです。常に不安で余裕のない状態です。テレビをつけても内容に集中できない、家族に話しかけられても気づかない、せっかくデートしてても上の空、「心ここにあらず」です。
「罪悪感」が「トレードで負けるダメな自分」という自己評価をより強固な結びつきにさせてしまって、なかなか抜け出せなくなってしまうんですね。
もちろん、次のトレードもそのような心では上手く行くはずがありません。負け続けてしまいます。負けるべくして負ける自己評価のままでトレードをするからですね。
では、どうしたら罪悪感を手放すことができるのでしょうか?
ひとことで言うなら「罪悪感と自己評価を結びつけないこと」です。
罪悪感は感情であり、自己評価とはそもそも別のものです。
罪悪感を感じる → 自分はダメなやつだ
これは、あなたの思考のクセなのです。
罪悪感を自己評価とくっつけて考えやすい傾向があるのです。
しかも、自然に無意識に思考パターン化されているので、気づかないとどんどん自己評価が下がっていきます。
なので、罪悪感を感じた時にはこの思考パターンに気付き、くっつけないようにするのです。
「罪悪感を感じても、自分は大丈夫なんだ。別に自分がダメなのとは別問題なんだ」と受け止め方をかえるだけでも、少し楽になります。
「罪悪感を感じちゃダメだ」と無理やりフタをするのは良くないです。
「あ〜罪悪感を感じてるな〜。でも、それが自分がダメってこととは別だよなあ。はいはい、思考パターンが自分をダメってしようとしてるよ〜」くらいで、受け止めておいてください。
罪悪感を感じた時に自分がダメなやつだと結びつけてしまうのが、徐々になくなっていきます。むしろ、負けた時が罪悪感を手放すチャンスになる訳です。負けても思考パターンから抜け出すチャンス到来というポジティブな捉え方もできます。
もう一つの方法です。
何もかも忘れて「ほっとする時間」や「好きなことに没頭する時間」をつくってみてください。罪悪感を忘れるほど気分が良くなることをするのです。
我を忘れて楽しいことに没頭していると、罪悪感と自己評価の結びつきが一瞬でも剥がれるはずです。そして気分が良くなると、不思議と他のことも気分よく取り組めたりしてうまく行くものです。罪悪感も感じにくくなります。
トレードを通して思考のクセから抜け出そう。