神田伯山清水次郎長伝新春連続読み2025
遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
年末年始はみなさんゆっくりすごせましたか。
私は………それなりです、、、。はは。
さてさて1月と言いますと私の中では年に一度の一大イベント。
そう、タイトルにもある通り
神田伯山新春連続読み
きゃー!!!!!!
毎年各地で推しが連続の読み物を披露してくれる一大イベントです。
私は連続読みは2度目の参加になります。
えー私の生き甲斐にございます。
昨年は私の1番好きなお話であり神田伯山先生を好きになったきっかけの「畔倉重四郎」でした。
さて、講談とはいうものの落語はなんとなくわかるが講談ってなんだ?って人が多いと思うので簡単に説明しますね。
釈台と呼ばれる小さい机と張り扇を叩いて物語を読んでくれる伝統芸能です。
落語はオチのあるお話が多いですが講談は実話や実在した人物の物語を読んでくれるものになります。
私はみんなに説明する時は小説みたいなものを読んでくれる人、と言ってます。
これがね、また面白いんですよ。落語も笑えて面白い。講談もね、昔ほんとにいた人のお話、これがまた本当に面白い。
これまた噺家によって空気もめちゃくちゃ変わる。
大抵の噺家は集中して聞かないと内容が入ってこない。
しかしこの、私の推し、神田伯山先生はですね、枕(話の導入)から聞いてるお客さんの神経をグッと引き込む天才なんですね。しかも面白い。そして程よくディスも入る。気持ちいい。
去年聴いた畔倉重四郎も過去に実在した重罪人とされています。これまた人を斬りまくる暗ーーーーいお話なんですが暗い話なんかは私は大好物でして。全部で19話あるんですが1話30分前後のもの。なげーだろって思うでしょ?まーーーーーーじで面白いから。畔倉はYouTubeにて全話公開しています。
最高におもろいから。聞いて。
畔倉はさておき、今回は清水次郎長のお話。
時代劇とか任侠ものが好きな人は知ってる人もいると思います。静岡にあった清水港にいた人情溢れる博打うちのお話です。
もっとも私は時代劇も任侠ものも今日がなかったので全く知らなかったんですがこれまた推しの神田伯山が読むなら聞かないわけにもいかない。というわけで行ってきました。5日連続読み。
1話1話話していきたいところだが長くなってしまうので私の好きだったお話を少々。
1番好きだったのは4日目の「お民の度胸」
人情溢れる七五郎のかっこよさに惚れ、お民と七五郎の愛の絆に感動し、斬られボロボロになりながらも2人の愛を煽る石松に笑い、、、最後はズタズタに斬られ土左衛門になってしまう石松に悲しむ。ここはもう伯山先生の技と言いますか。全ての感情がこの話に詰め込まれていました。
後半は重くなるかと思いきや笑いどころの多い清水次郎長。
しかもこの清水次郎長伝は実話の話が多く、今も次郎長が実在していた証拠のものが残っている。
私は何にも知らずに聴いていましたが3日目あたりで神田伯山先生のYouTubeにてこちらを拝見
本当にいたんだという実感がさらに沸く。
これを観てから聞く清水次郎長は2倍面白い。
清水次郎長がたくさんの人に感謝され慕われていた理由もわかる。
さらに、今回は18話だったが今後伯山先生が書き足し、30話にもなる予定だと聴いて今後も楽しみでしかない。
私事ではありますが千穐楽は着物を。
公演アンケートに熱烈なラブレター(×5日間)を貼り付け提出。伯山先生への愛情とともに認知されたい願望を綴りました。
18話では語り尽くせないほどの人生を歩んだ清水次郎長。それを語る推し。私はなんで幸せなんだ。
とはいえ仕事終わりに駆けつけ、カフェインをブチ込みながら集中して聞く講談。こんな経験はそうそうできませんね。
しかし、終わってみればあっという間。悲しい。悲しすぎる。最初からもう一度…と心から願ってしまう。
伯山先生の努力で成り立つ講談。感謝しかない。
来年もやってくれるかな……
来年も絶対行きたいな。まあ岐阜の親子会も東京の演芸場も聞きに行きますけどね。先生の講談が聞けるならどこまでも。
同じ時代に生き、同じ空間を過ごし、昔のお話を語り継いでくれる彼に心から感謝します。
本当に有意義な1月でした。
さて、散財しすぎたので節約、始めますか。
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