「副業」で一番、大切なこと
「すばらしい仕事をする唯一の方法は、
自分のやっていることを好きになることだ。
まだそれを見つけていないのなら、
探し続けなければいけない。安住してはいけない。
心の問題のすべてがそうであるように、
答えを見つけたときには、自然とわかるはずだ。」
- スティーブ・ジョブズ(Apple創業者)-
「知識をお金に変える方法」を発信している中で、
しばしば質問をいただく。
その内容は以下のようなものだ。
「何をすればよいのだろうか・・・」
「自分には何が向いているのだろうか・・・」
「頑張っているのに成果が出ない・・・」
「向き不向きってあるの?」
「それを見分ける方法はあるのかな・・・」
なるほど、気持ちはわかる。
人には得手不得手がある。
自分に向いていないことだと
努力の割に思うように成果が出せない。
ライバルたちが
次々に稼げるようになっているのに、
自分だけが稼げないと劣等感を感じる。
特にTwitterなんかは顕著だ。
フォロワー数やいいね数、
RT数、インプレッション数など、
如実に「数字」で差が見えてしまう。
「同時期に始めた〇〇さんは、
もう5000フォロワーを超えたのに、
自分はまだ500フォロワー・・・」
こんな風に感じることもあるだろう。
稼ぐためには、
フォロワーの数より質が大事だと言われても、
ここまで差があるとさすがに凹む。
自分に最適な方法がわからない理由、
それは「自己分析」ができていないからだ。
自分は
何がやりたくて、何がやりたくなくて、
何ができて、何ができなくて、
何が稼げて、何が稼げないのか・・・
これらが正確に把握できていない。
だから努力の割に成果が出ないのだ。
努力しても成果が出ないと、
才能がないと勘違いしがちだけど、
別にそうじゃない。
単に向いてないことをやっているだけだ。
自分の能力を把握して、
自分に向いていることをすれば、
誰でも一定の成果は必ず出せる。
そこで、
自分に最適な手法・仕事を見つけるための
「自己分析フレームワーク」をご紹介。
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■ 「Will-Can-Must」の法則
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ビジネスでよく使われる
フレームワークに「Will-Can-Must」というものがある。
発祥はリクルートと言われている。
当初は人材育成に使われていたけど、
今では転職なんかの自己分析に使われることがある。
・Will:自分は何をやりたいのか?
・Can :自分には何ができるのか?
・Must:周囲からの期待にどう応えるのか?
この3つの要素を整理し、
3つの輪が重なる部分に仕事の満足感が生まれる。
第一に「Will(夢・希望)」だ。
要は、
自分のやりたいことが
何なのか明確にするのだ。
目的が明確になれば、
壁が立ちはだかったり、
トラブルが起きても挫折しにくい。
本気で叶えたい夢なら、
人はちょっとのことでは諦めない。
自分の理想の働き方や、
将来像を明確にすることが重要になる。
第二に「Can(強み・長所)」だ。
自分には
何ができるのかを知る必要がある。
仮にやりたいことがあっても
現時点での自分の能力が不足していれば、
残念ながら実現はできない。
不足している能力を補う必要がある。
自分に合う仕事や
副業の手法がわからない場合も
「Can」を整理すれば、
できることが見つかるだろう。
第三に「Must(やるべきこと)」だ。
これは、
会社や周囲の人から求められていることだ。
売上目標であったり、
将来的に身に着けるべき
スキルや資格、経験などを指す。
「Must」は、
「Will(やりたいこと)」を
「Can(できること)」にするために
必要なことと考えればわかりやすいだろう。
例えば、
Willが「人を助ける医者になりたい」なら、
Mustは「医師免許取得」になる。
「Will-Can-Must」、
この3つの要素を正確に分析することで、
自分に向いている仕事、不足している能力がわかる。
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■ 「Will-Can-Must」の具体的手順
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「Will-Can-Must」の
フレームワークを使って自己分析する場合、
まずは「棚卸し」が必要になる。
これは何度かツイートしているが、
重要なのは「過去」。
今のあなたは過去の集積に外ならない。
だから、
最初にあなたのこれまでの
経験や体験を全て洗い出そう。
学生時代の部活や
熱中した趣味、資格、スキル、
仕事上の実績、アルバイトなど
思いつくものを全て列挙しよう。
自分では普通と思っていることも
周りの人からすると普通じゃないこともある。
だから全てを書き出そう。
これが「今のあなた」を形成するものだ。
そして、
次に「Can(強み・長所)」の炙り出しだ。
「Can」は、
あなたの過去の経験を
抽象化すると見えてくる。
例えば、
学生時代にバイトリーダーだったなら、
強みは「周りを動かす能力がある」と捉えられる。
他にも
複数の資格を取得しているなら、
「目標が定まれば集中できる」と
考えることもできるだろう。
そして、
その上で「Will(夢・希望)」を考える。
過去の自分の経験、
そして現在の自分の能力を把握した上で、
将来、どうなりたいのかを考えるのだ。
もし、
現時点で能力が不足していても
まったく問題はない。
足りない能力は埋めれば良いだけだ。
重要なことは、
単なる妄想や願望で終わらせないために、
「今の自分」と「将来的に望む自分」との
距離がどの程度あるか把握することなのだ。
最後に「Must(やるべきこと)」だ。
「Must」は、
「Can(できること)」を
「Will(やりたいこと)」にする内容だ。
目的を達成するために、
何をどうすれば良いかが見えてくる。
この手順を
一つずつ丁寧に進めていけば、
必ずあなたの「適性」を理解できる。
これは主に
就職や転職で使われるフレームワークだけど
「副業探し」「副業選び」でも有効だ。
多くの人が、
仕事を選ぶときは真剣に考えるのに、
副業に関しては「なんとなく」決めてしまう。
もちろん、リスクが低いから
なんとなくでも挑戦できるのがメリットでもある。
ただ、
なんとなく始めて、
上手くいかない場合は、
単純に「適性」がない可能性がある。
そんなときは、
一度、足を止めて、
「Will-Can-Must」を使って
自分自身を見つめ直してみると良いだろう。
副業で稼ぐのに才能なんか必要ない。
単に
自分に向いている手法を見つけ、
あとは根気良く続けていくだけだ。
焦らず自分に合う方法を見つけてみよう。
実は、それが一番の近道かもしれない。
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