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ネクラ日記:お前に何がわかるんだおじさんとの飲み会の回想録

こんにちは。アラサーロンリネス業界のネクラちゃんです。
最近孤独なことを「ロンリネス」と言うのにハマっています。
「孤独」「アローン」「ロンリー」「淋しい」よりもなんだか茶目っ気があるというか、ふざけた感じになって暗さが紛らわされる感じがします。

アラサーロンリーというのは飲みに誘いやすいのか、
ローテンション女というものに一定の需要があるのか、
単に女と飲みたいだけで一番私が手ごろなポジションなのか、
たまにおじさんに飲みに誘われます。
(同世代男子には全く声をかけられません)

自称オープンネクラな私は、包み隠さず
「私なんていてもいなくても一緒ですから」
「いつ会社やめて蒸発するかわからないですし」
とか日常的に口走ったりするわけですが、
なぜかこういう発言にケラケラ笑うおじさんがいます。
下等生物だと認識することで安心するんでしょうか。
(同世代男子は大体ひくか、憐れむかですね)

たまに鬱憤を晴らしたいときは、誘いに乗って飲みに繰り出したりするのですが、表向き恋愛というものから遠い昔に卒業したおじさん程恋愛話好きですよね。
ま、裏ではどうだか知りませんけどね。
俺過去の恋愛経験豊富だぜおじさんほど、何にもないくせに、遊んでるかもしれないことをちらつかせてくるから腹が立ちます

それはさておき、飲み会で恋愛ネタの提供を執拗に求めてくるおじさんって結構いますよね。

基本的に恋愛トークfeatおじさんは気乗りしないのですが、たまに仕方なく数えるほどしかないなけなしの恋愛ネタを繰り出すことがあります。

この前もしぶしぶ恋愛ネタを提供していたところ、

「大学生の時に付き合ってた人なんですけど、私あんまり文句とかいえなくて・・・」

「めっちゃわかる!わかるなぁ~~~その気持ち・・・!!
てか俺彼氏の気持ちもめっちゃわかるわ~~~~」

・・・は?何がわかるんだよ。
そんな強く共感できるほど話してねーわ。

と思う気持ちを抑えながら、過去の恋愛データベースから近しい経験をさがして思い出に浸っているのか、やたらと楽しそうに共感を示してきました。

その自称恋愛経験豊富おじさんは、立て続けに私の恋愛傾向を予測し始めて

「ネクラちゃんはきっとあれでしょ?今すぐ来いとか言われたら、何で急に・・とか言いながらもすぐ準備して行っちゃうタイプでしょ?」

・・・大して私のこと知らないくせに当てんな。当たっとるわ。

自分はこんな薄っぺらそうなおじさんの恋愛データベースでカバーできるようなわかりやすい人間だったのかと思うと、無性にガッカリしてきました。

最終的には、私は将来、押しが強い人に結婚を迫られてこれでいいのかなと思いながらまぁいいやと何となく結婚するタイプだと予言してきました。

大分夢のない未来予想だな。目に浮かぶわ。

その後も「彼の気持ちが手に取るようにわかるなぁ~~」と連呼してきて、よくよく考えると私が自分の恋愛ネタを話したのは1分30秒くらいなわけですが、それだけでこんなにも楽しめるおじさんはなんて低燃費なんだろうと感心さえしてきました。コスパ良すぎますね。

その日から、そのおじさんは私の中で

共感早漏おじさん

と命名されました。

共感EDおじさんよりは良いんでしょうか。
共感早漏おじさんと次に飲みに行くのは300年後くらいになりそうです。

春が来たと思ったらまた寒い日が続き鬱がはかどりますね。
みなさん温かくして、お体に気を付けてお過ごし下さい。

ではでは、またね。

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