川の水は、ときに澄み、ときに濁る
昔、中国に屈原という役人がいた。「世の中で一番大事なのは正義だ」
世間から反感を買い、国を追放されてしまう。川のほとりで
「今の世の中は汚れきっている。なぜわたしが非難されなければいけないのか。こんなことなら川の魚の餌になったほうがマシだ」すると通りかかった一人の漁師が、(つづく)
「川の水は、ときに澄み、ときに濁る。もしも水が綺麗なときは冠のヒモを洗うがよい。もしも水が濁っていたらそのときは自分の足を洗えばいいことだよ」と言って去って行った。
世の中は、ときに澄み、ときに