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一歩ひいた空間(ラジオ×note)

半年前くらいから関西の実家くらしから東京の一人暮らしへと生活拠点が変わることで、根本的な過ごし方も変わってきた。


一言でいうと「一歩引いた空間」を大切にするようになった。以前は仕事から家にもどってご飯を食べた後は、テレビやYOUTUBE・SNSをしている時間がほとんどだった。


東京に来てからは、いつもだらって過ごしてしまう平日の夜をできるだけ有意義に使いたいなと思いテレビを買わないことにした。


テレビを置かないことで、ついつい見ようと思ってなくてもテレビを見てしまう時間を減らすことにはなったが、一人暮らしになったことも影響して1日当たりに耳に入ってくる「自然な人の声」が激減し、一時期はなんだかモヤモヤすっきりしなかった。


そこでテレビの代わりになったのが一時期はまっていたラジオ。ラジオなら人の声が聞こえるし、家事をしながら耳だけ働かせればいい。基本何かをしながら聞いてるくらいで、気になったらラジオに集中するスタイルになるので、テレビみたいに極度に拘束されることがない。


もう一つ日々の生活に組み込まれたのがnoteを書く時間。実はnoteも1年程前にやっていたのだが、いつもの間にかinstagramやTwitterばかりして気づけばやめていた。


noteは見ることより実際になんでもいいから投稿する様にしている。snsを見るベース受動的に使うのは、なんだが疲れるからだ。instagramやtwitterでは他人の暮らしや発言に溢れていて、それを覗き見ることができるが、莫大な数の他人の情報ばかり見ていると自分がみじめなちっぽけな存在に思えてくる。


みなさんもinstagramを見て、この人みたいに「いい車のりたいな」「スタイル良くなりたいな」「海外の色々な場所に旅行に行きたいな」て羨ましさが湧き出てくる経験があるんじゃないだろうか。(ぼくはよくあった。)

(実際にsnsを見るベースで使う人は能動的な使用者よりメンタル的にネガティブになりやすいという研究結果があるらしい)。


noteなら自分の思ったことをのんびりと投稿できるし、twitterみたいに投稿が急拡散して前線にのめり込んでいくパターンは少ない。instagram見たいにキラキラ写真を載せようという背伸び意識も不要だし。


noteはどちらかというと、自分だけの小さな個室にいるイメージ(その個室にたまに閲覧者がのぞきにくる。スキ【いいね】は多い人で数十くらいにとどまる)



まさに「ラジオ×note」は自分の意識を駆り立てずに、落ち着ける空間を生み出している気がしている。ラジオがテレビよりほっこりとした話題を扱っていることやnoteが他のsnsよりスロータイムなツールだからだろう。


もう一つラジオ・noteの共通の良さを挙げると、どちらもある意味で能動的な機能を持っていること。ほっこりするのに能動的とはどういうことか。


ラジオは映像がなく人の声、話す内容を聞いて自分の頭の中で想像を膨らませなければいけない。noteも他のsnsより個性(人との違いが)大切にされるので、投稿のハードルが低く毎日のメモを残す感じで参加できる。


だから、気楽だし少しだけ充実した時間を過ごしている気分になれる。

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