『水都百景録』を楽しもう!「応天府か、蘇州か?」
『水都百景観録』の小ネタでも。
湯顕祖と麗娘は応天府で
「牡丹亭」を見てしまうと、この二人を蘇州に駆け落ちさせたくなるとは思います。けれども、湯顕祖って蘇州文人が多い本作の中で蘇州ではない出身者。撫州府臨川県(現・江西省撫州市臨川区)出身です。
晩年の創作活動は故郷の臨川で行いました。
科挙を突破し、志願して赴任した土地が南京(応天府のこと)。ここでも文人として才能を見せています。そのことも踏まえて、応天府で探検する「応天府代表」特殊住民かも。アイコンにもなっているし、扱いが大きいんですね。
「なんでだ、朕が首都にして大明を築いたんだろうが!」
朱元璋がそう文句を言ってきそうではありますが、このゲームは文人中心ですので。
だから麗娘は蘇州で使えない「天賦」持ちだし、そもそも麗娘の家は応天府に近いわけだし。この二人は応天府に置いておくのが正解かもしれません。
蘇州出身者の方が、蘇州向きの能力値に思えます。文徴明と呉黎みたいに万能人物の方が多いけど。
唐伯虎と林奴児は蘇州で
唐伯虎の「天賦」はネタじみているのでさておき。彼とペアとなる文徴明(史実でも同い年で大親友、既に本国ではCP化)……ではなく林奴児は蘇州でしか使えないと思われる「天賦」持ちです。
ゆえにこの二人は蘇州ですね。探検もだいたいこのコンビならどうなるか想像ができます。
映画化済みのアレね。このマガジンの有料欄に書いておくか。
限定藤も蘇州で
夏の今回限定交換できる藤の紹介文に、王献臣という人物が出てきます。政治に嫌気がさし、蘇州に戻ると文徴明に庭園作りを依頼した人です。こうして蘇州にできた世界遺産「拙政園」は、「東園」のことと思われます。今回限定の藤は紹介文が拙政園のもの。これは蘇州に置かないと。
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