『水都百景録』を楽しもう「科挙にさえ合格すれば…?」
日本の説話集を読んでいて、中国とは違うものだと改めて思いました。中国も時代が降るとあるパターンがありまして。
ハッピーエンドのパターンは?
どの国でも文化圏でも、ハッピーエンドのパターンはあるはず。どうしても現代人は西洋風、ディズニー古典作品のようなものを思い浮かべるかと思います。
男女が結婚して、幸せな暮らしを送ることが示唆されて終わると。そこへ至る経緯で、魔物を倒したり、美女を助けたりする。
これが中国では、科挙制度が始まったあとはこうなります。
「そして彼は科挙に合格。無事に愛する彼女と結婚しましたとさ」
無論、全部がこうではありません。とはいえ、このパターンが王道ではあるのですね。
そうだ、科挙に合格すれば!
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