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『水都百景録』を楽しもう『中国の死神』がおもしろい!魂の帰る場所

 イベントでも出てくる白無常、黒無常。私もよく知らないので、大谷亨氏の『中国の死神』を読んでみました。

冥府の役人もつらいよ

 死神――といっても、タロットカードの13のようなものではないようでして。
 冥府という死者の魂が向かう場所がある。閻魔大王がボスです。死者がでたら魂を捕まえて、ここへ連行しなくちゃいけない。連れそびれると幽霊(鬼)になってふわふわ漂って困ってしまう。それを冥府の役人が捕まえるべく四苦八苦するわけです。その様子を知るには張六郎『千年狐』という漫画がおすすめです。

 そういう冥府の役人が、個性的なコスチュームを着て、白黒ユニットを結成したのが無常というワケ。詳しい説明は『中国の死神』を読んでください。
 
 なんで自分は知らなかったんだっけ? そう思っていたら相当新しい清代以降に広まったものであると。『水都百景録』の人物はみな明より前なので、知らないはず……まあ細かいことはいいんですよ。

真面目に働いてるのに退治されちゃう?

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