『水都百景録』を楽しもう!「蘇州に行こう その5」
『水都百景観録』の蘇州は、地名が「塢(う)」で終わります。
「塢(う)」とは?
聞きなれない言葉ですね。古い地名といったところ。簡単な城郭といったところです。
中国産の戦国ゲームは、城壁がしっかりしすぎていてみてわかります。都市部をぐるっと壁で囲むことって日本ではないのだけれども、中国ではある。このゲームでも応天府は壁で囲まれています。『進撃の巨人』を思い出しましたか? まあそんな理解で大丈夫。
塢は、その簡易版ですね。
桃花塢で歌おう
蘇州の桃花塢は年画有名です。年画とはお正月の縁起画のこと。おめでたい絵を飾る伝統ですね。蘇州桃花塢というと、そのイメージが浮かびます。
『水都百景録』は、美しい植物に塢をつけた地名を採用しているようです。そしてその中でも桃花が最も有名。
そして唐伯虎はその桃花塢で「桃花庵歌」を作りました。唐伯虎が桃の花を手にしている理由はそこにあります。唐伯虎こそ蘇州代表と言ってもいいので(といっても、この世界は蘇州文人だらけですが)、彼は是非とも蘇州へ!
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