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コウラン伝4 LEDで安全な撮影を…

 真面目に見ていないのが悪い――そう突っ込まれそうではありますが、もう一体何をどう見たらいいのか理解できなくなりました。

 時代考証が雑、雑、雑、雑! やっていることは乙女ゲーもどき。ぶっちゃけ、始皇帝の母として描く意味が感じられない。みんなフランクすぎ。

 コスプレ学園ものではないのか。やはり、中国版大麻ドラマ『草燃ゆ』なのか?
 そういう疑念が渦巻く中、今日は照明について考えてみます。

LEDライトで現場も安心だ!

 はい、気になったところ。本作って、照明にきっちり傘がかかっているものばかりではあります。自宅に欲しくなる、そんな中国風インテリアライトですね。
 やる気が見当たらないんじゃああ!

 やる気がある現場は、そこはちゃんと火を灯す。同じ形状でも、光源には小さな皿が並んでいて、火をつけるようにしている。それだけではもちろん暗いから、他の照明と併用しますけどね。火を使うとなると、危険ではあるし、煙たいかもしれない。とはいえ、最低限そのくらいする気合いは入れられると思うのです。

 実は照明効果は大事なものでして。テレビの技術も進化する中、映像はむしろ暗くなる流れがある。昔のドラマと比べると、特に海外の時代ものは暗くなったと感じることがあります。『ゲーム・オブ・スローンズ』は本当に暗かった。

 それをみた後で、『草燃ゆ』あたりを見ると、ペカペカと明るくて安っぽくて、うんざりさせられたものです。これもテレビの技術もあるから、仕方ない部分があるのですけれども。

 で、はい、『コウラン伝』ね。いつもペカペカなんだよ! ペカペカ室内の時点で見る気激減だよ!

 中国の時代劇がみんなこんなもんだと思わないで欲しい。陰影が綺麗なものはたくさんある。そうそう、いいんです。たまにシェパードなりボルゾイが出て来ても。やっちまったミステイクが少しあったところで、そこは仕方ないと思う。誰でもあることでしょう。

 しかし、『コウラン伝』は、はなから真面目にやる気がない。そういう珍プレー集じみているのがちょっと許せないんですね。作ったからにはしゃあない。なんで買い付けて吹き替えまで作っておるんじゃあ!(『麒麟がくる』の信長のように扇をぶん投げつつ)

 はい、今日はここまで。見る意義が正直わからなくなってきた……。

 語りたい中国時代劇はいっぱいあるのに……。

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