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ウチの娘は彼氏ができない‼︎ 第8話 恋愛はコミュ力だ
雲が行くくのを待ってるといい、寝転んでいる一ノ瀬風雅。空の顔を撮っているようです。その実の娘・空は、そんな父の写真を見ている。父と娘の出会いはあるのでしょうか?
空は鉄拳を喰らわせたい。そう願うのでした。
流木が繋ぐ縁
碧がそんな空の思いをおだやで語っていると、流木を手にして渉がやってきます。おだやに会いそうだと思い、逢瀬島で買ったとか。渉は最近、空との距離感を覚え、忘れたくてスキューバダイビングをしているとか。空が上の空であることを悩んでいるというと、周囲は察してしまいます。一応彼氏なのに相談をされないことに落ち込んでしまう。カッコ悪いと落ち込む。
しかも俊一郎は、空が好きなのはむしろ光だとポロッと指摘しちゃうからさ。サリーは空の恋愛偏差値の低さを語ります。ハワイで一緒に海に行きたい相手が恋をするってことだと思っているのかも。そう分析するのでした。サリーよ……漱石とのことをふまえているとか?
空と渉がカフェでデートです。何があったのかと促され、やっと空は実母ではなかった碧のことを語ります。光とのことを聞かれ、ただの友達だと返す空。あいつは自分より背が低い相手は萌えないとか。モデルみたいな心ちゃんという彼女がいるとか。空はペラペラと話すのですが……。空は実の父に会いたいことまで話します。
碧は漱石に『君といた永遠』の画像を見せています。一ノ瀬風雅がブレイクした作品だってさ。漱石は母が見ていたと言い、碧は年齢差をアピールするなと返してしまう。そんな絶頂期に行方をくらませたそうです。
さて、空は渉から意外なことを聞いています。逢瀬島で流木を拾っていた男が風雅だと! そのことを光に電話で話し、会いにいくから荷造りしていると空はいいます。そういうことをするから渉先生は困るというのに。でも恋愛経験値の低い空からすれば、渉の嫉妬もおもしろいわけです。だって光は心ちゃんとラブラブだし。そう軽く言い切るわけですが。
もう、空は、彼氏ができないことが問題じゃないよな!
逢瀬島の男
かくして舞台は逢瀬島へ。東京から船でちょいちょいと行けるわけです。おだやでは、俊一郎が昔の男に会いに行ったかとしみじみいいます。俊一郎さん、失言癖がありませんか・ ゴンちゃんは気にしているのかいないのか?
逢瀬島では、碧が一ノ瀬の家に入るか迷っています。化粧を直してくると、一ノ瀬が来ます。ぎゃーっ!
「お久しぶりです、碧です!」
水無瀬碧と名乗っても、相手は気づかない。戸惑っている。覚えていない。思わず倒れそうになる碧。一ノ瀬はナイスな声で、中に入りますかと言ってきます。
裏山でとったアシタバ茶を入れてくる一ノ瀬。なんなんだこいつ、冒険モルカーかよ。碧は23歳のころ、一週間恋をしたと打ち明けます。それは碧にとって鮮明な記憶、忘れられない一週間!
それなのに、一ノ瀬は神隠しのようにいなくなってしまう。探して鈴と出会った。星野鈴は覚えているかと碧は問いかけます。
覚えてねえぞこいつ! 一ノ瀬風雅はゲスというか、野生動物みたいなものかもしれない。マジですかと言いかける碧。同じ劇団の女優なのに! 一ノ瀬はそんな人いたかなとかなんとか。20年も前だし……。
碧は娘の空を引き取って育てたと言い切ります。
「覚えてなくて申し訳ない」
なんちゅう修羅場か! ここで碧は作家で今日が締め切りだから、仕事をしたいと言い出します。
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『ウチの娘は彼氏ができない』レビュー
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