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『水都百景録』を楽しもう「わんにゃん美容室」

 犬猫美容室は宋代にあるのか?
私の知る範囲ではちょっとわかりません。動物をそこまでラグジュアリーに飼育できるのは相当お金持ちでしょうね。
 そこで思い出したのが、宋代とされる話。南宋だったはず。あやふやですみません。
 これは『水都百景録』の住民同士の会話にもあります。

 ある宦官は猫マニアでした。そんな彼の耳に、ある噂が届きます。
 世にも珍しい真っ赤かな猫がいるとか!
 欲しい! なんとしても欲しい! そう持ち主に持ちかけると、えらい高い金をふっかけられるではないですか。
 まあいい、猫ちゃんのために。
 そうしぶしぶ買い取ったその赤い猫。これは珍しい! ところがどうにも様子がおかしい。どんどん色が薄くなるではないですか。
  実はこの猫、染め粉で染めただけ。元は白い猫ちゃんでした。
  
  おしまい

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800字
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