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ウチカレマガジン廃止のおしらせ、そして総評
すみません、noteの機能をわかっておらず、ドラマ感想を終えたままになっておりました。最終回を発刊し、廃刊とします。失礼しました。
タイトルをいい意味で裏切った
『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』――タイトルとコンセプトの時点で荒れました。『半分、青い。』以来と言いますか。そこからの北川悦吏子氏への傾倒なので私の勘違いかもしれませんが、ともあれ彼女はインターネットで叩いてよい枠に入ったのだと痛感させられたのが、本作発表のあれやこれやへの反応です。
オタク差別だ! ジェンダー観が古い! そういう投稿がバンバンと流れてくる。フェミニストのバッシングも目立ちました。これは結構、ネットで活躍するフェミニストもハマる罠なのですが、女性クリエイターや女優の方がバッシングに遭遇しやすいんですね。
これを指摘すると、
「嘘だ! あの女個人が悪質だから私は叩いている、だって……」
という反論が返ってきますが。でも、フェミニストを自認している方でも「生意気なバカ女」という論調につっこんでいることがしばしば。あの女は古い女性感を押し付けてくるバカ女だ! そういう罠にハマっちゃうと。なまじ私はバカだけに、バカ扱いへの嗅覚は鋭いんですよ。
ですので、私は本編を見てみるまで叩きに乗ってたまるかと様子見でした。
彼氏ができないよりも問題はある
まず、碧がバブリーな恋愛脳と見せかけて、実はそうでもないというか、才能で生きているのですね。菅野美穂さんだけに当然お美しいし、恋をしそうでしない。実は恋愛よりも創作肌。恋をしても書けなければ生きていけないタイプ。
娘の空もそうだからこそ、母としては娘に創作を勧めていたと思われます。
空だって漫画を描くことで自分を見出し、心を開いている! 碧と空の親子関係とか、流木野郎とか、いろいろみどころはありましたけど、結局テーマとしては彼氏ができないことよりもっと大きな問題がある、それを乗り越えるところに向かっていますよね。
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『ウチの娘は彼氏ができない』レビュー
『ウチの娘は彼氏ができない』のレビューです。レビュアー・武者震之助名義で、『半分,青い。』レビューにおいて北川悦吏子氏より好評をいただいて…
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