暗闇の聖人
「もし、わたくしが聖人になるとしたら、きっと“暗闇”の聖人になります。地上で闇の中に住む人たちに光を灯すために、いつも天国を留守にすることになります。」コルカタのマザーテレサ
これは自身の霊的な闇に苦悩し、10年以上をかけて闇をも愛するようになったマザーテレサの真摯な信仰について書かれた本「来て、わたしの光になりなさい!」の冒頭に記された言葉です。
夏に祖母を看取り、グリーフ(喪失による深い悲しみ)による心理的、身体的反応に苦しんでいた時、ずっと以前に読んだこの言葉を思い出しました。
そうして、私も自分の暗闇を愛し、その闇のなかに光を灯すことのできる人になりたいと思い
そのためにこの経験を通る必要があったのなら、苦しんだことにも意義があったのだと、救われる思いでした。
昨夏、南フランス、ニースのシャガール美術館で最も心に残った、青い天使の絵画から🕯️