#3 大問1対策_世界地理①_六大陸三大洋と緯度経度/世界地図
お世話になります。黒猫です。
今回から各分野ごとの解説をしていきます。
内容の順番に関しては、埼玉県の入試、北辰テストの出題される順番に沿って解説する予定です。詳しい投稿順番は過去の記事を参考にしてください!
大問1に関して
まず、埼玉県入試と北辰テスト等での問題構成は過去にも解説した通り、大問1が世界地理、大問2が日本地理、大問3が歴史(古代~近世)、大問4が歴史(近代~現代)、大問5は公民、大問6は総合問題(地歴公)です。この地理的分野に関しては、難易度は比較的易しいので点数はなるべく落とさないようにしたいところです。
では、今回の六大陸三大洋、世界地図、緯度・経度について解説していきます。
①六大陸三大洋
出典:白地図専門店を基に作成
《六大陸》・・・地球上の陸地の割合は約30%
・ユーラシア大陸
・アフリカ大陸
・北アメリカ大陸
・南アメリカ大陸
・オーストラリア大陸
・南極大陸
《三大洋》・・・地球上の海洋の割合は約70%
・太平洋
・大西洋
・インド洋
地球上の陸地と海洋の割合 ⇒3:7
まず、上の地図の六大陸と三大洋を必ず覚えてください!入試・北辰テストでほぼ必ず1問目で出題されます。そのためここで落としてしまうのは非常にもったいないので必ず正解できるようにしてください!
②世界地図
《用語》
・地球儀・・・地球をそのまま縮めたもの
利点:地球上の角度・距離・方位・面積をほぼ正確に表す
欠点:世界全体を一度に見ることはできない、持ち歩きに不便
・世界地図・・・3つの種類がある
①緯線と経線が直角に交わった(角度が正しい)地図【メルカトル図法】
特徴:赤道から離れるほど、実際の面積より大きくなる
用途:航海図
*距離と方位は正しくない!
②中心からの距離と方位が正しい地図【正距方位図法】
特徴:中心から離れるほど、陸地がゆがむ
用途:航空図
③面積が正しい地図【モルワイデ図法】
特徴:赤道から離れるほど、陸地の形がややゆがむ
用途:分布図
出典:出典:地図投影法学習のための地図画像素材集
1つの世界地図で角度・距離・方位・面積を正確に表すことができない理由は単純で、地球は球体であるのに対し、地図は平面だからです。
上記の地図で入試・北辰テストでよく出題されるのは①の角度が正しい地図です。こちらは緯度・経度を組み合わせた出題が多いです。また、地図の特性を理解しているかを確認するために②の距離と方位が正しい地図が出題される場合もあります。大陸の形が変わっても場所は変わらないので、落ち着いて解けば大丈夫です。加えて、距離の遠近に関する問題では、地図上に円の形が描かれている距離の数値をヒントに近いのか遠いのかを答えます。
また、方位に関しては8方位を中心に考える場合が多いです。今回の②距離と方位が正しい地図だけでなく、次の緯度・経度での北緯・南緯、東経・西経や日本地理での地形図の問題で使用します。必ず覚えるようにしてください。
③緯度・経度
《用語》
・緯度・・・赤道(0度)を基準に南北をそれぞれ90度に分けたもの
⇒緯線・・・同じ緯度を結んだ横線
*緯度0度=赤道
⇒赤道・・・南アメリカ大陸のエクアドルを通る
⇒赤道より北側=北緯 / 赤道より南側=南緯
*北半球、南半球ともいう
・経度・・・本初子午線(0度)を基準に東西をそれぞれ180度に分けたもの
⇒経線・・・同じ経度を結んだ縦線
*経度0度=本初子午線
⇒本初子午線・・・イギリスのロンドンを通る
⇒本初子午線より東側=東経 / 本初子午線より西側=西経
*日付変更線・・・経度180度の経線
この緯度・経度に関しては、世界地図①の緯線と経線が直角に交わった(角度が正しい)地図で考えることが多いです。そして、赤道・本初子午線・日付変更線は書き込む癖をつけた方が良いです。コツも併せてご紹介します。
①赤道はアフリカの突起部分の下あたりから、まっすぐ引きます
出典:白地図専門店を基に作成
私立入試や参考書等でたまに赤道の位置を答える際でも使えるので覚えておいて損はないです!
②本初子午線はイギリスのロンドンを通ります。
出典:白地図専門店を基に作成
③日付変更線に関しては簡略化し、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の間の海から垂直に引きます。
出典:白地図専門店を基に作成
①~③まで引き終わると、緯度・経度が確認できます。
・赤道よりも北なら北緯、南であれば南緯
⇒緯度は最大90度、0度から数字が大きくなるにつれ寒くなる
*太陽から受け取るエネルギーの量が少なくなっていくため
・日本がある方が東経、アメリカと名の付く大陸があれば西経
⇒経度は最大180度、東経の方が西経よりも時間が進んでいる
*時差に関しては#6の記事で対策します。
出典:白地図専門店を基に作成
まとめ
今回紹介した内容で入試・北辰テストで出題されやすいところを整理します。*【】は問題形式
・六大陸三大洋
⇒大問1の問1で超頻出!【穴埋め】
・世界地図
①緯線と経線が直角に交わった地図
⇒よく見る地図、赤道・本初子午線・日付変更線は書き込む
②中心からの距離と方位が正しい地図
⇒たまに見る地図、方位は正しいので混乱せず解く【記号、穴埋め】
・緯度・経度
①緯線
⇒赤道、本初子午線、日付変更線【穴埋め、記号】
②経線
⇒北緯・南緯、東経・西経【穴埋め、記号】
今回解説した内容は入試や北辰テストで確実に点数につなげて欲しい部分です。必ずできるようにしてください。また、入試や北辰テストを解く際に必ず地図があるはずなので、赤道や本初子午線、日付変更線は地図に書き込む習慣をつけた方が良いと思います!
今回は以上となります。ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?