欧州放浪記_11日目

今日はヴェルサイユ宮殿に行く。
ヴェルサイユ宮殿へ向かうべく乗った電車が快適で、また人も少なく車窓から見える景色が美しく、聞いていた音楽とも相まって、とても素敵な時間を過ごす。  
ヴェルサイユ宮殿は建物の大きさと荘厳さに圧倒される。  

帰宅して、晩酌。ここ最近はジャーナリストの人が持ってくるワインを飲みながら語り合う日々。見識が深く、コンサルや金融の話にも入っていけるジャーナリストの人の教養が素晴らしく、見習いたい。
ジャーナリストの人が寝たあと、文化をテーマに旅を続ける旅人と語り合う。聞き上手な彼に乗せられ、たくさん話してしまう。先週では考えられない光景。ものすごくありがたい光景。ただ観光地を巡って偶然の出逢いを待つ旅に疑問と飽きが来たことを相談する。好きなとこをテーマに旅することのほうがいいのではとアドバイスをもらい、決心が着く。また、東京も自分にとっては外国の一つであるという思いを伝える。周りに流されるず、自分の好きを極めた方が良い旅、人生になるという彼のアドバイスが胸に響く。スタンプラリー的な旅はやめて、リヴァプールへ行くことを決心する。また、旅とは何かについて、哲学的な話をする。旅を通して、自分の好きなこと嫌いなことを知ることができて、そのことによって自分がどのような人生を送りたいのかが定まってきたをことを伝え、同意してもらう。旅のスタイル、つまりは生き方が似ているものと出会えて、話し合えた偶然に感謝しつつ、これからの自分の旅の終わりと人生の始まりを早くしたいと思いに浸る。
時は金なり、旅の目的を果たせた今、次のステージへ進むことを決心した夜になった。
ジャーナリストと旅人とはこの夜が最後。旅の刹那に胸を焦がれつつ、出会いに感謝して、そしてまた再会できることを夢見て、そしてその時は自分がより成長した姿で会えるにしたい。

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