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遺品整理をおわる(1)手放すものたち

 2000冊の本の整理は、結局、家から500mくらいにある古本屋さんに引き取りをお願いすることで解決しました。手放してしまうのが惜しくないかといえば、そんなことはないのですが、叔父の「読んでもらえる人の手に渡った方が良い」という言葉を聞いて、それもそうだと思い、手放すことにしました。  様々なジャンルの本があったと思いますが、売値は均すと一冊20円程度でした。その他にもレコード、CD、家電などを売りました。レコードは一枚100円程度、CDは1枚5円程度でした。家電は製造から1

    • 遺品整理をはじめる(3) 郡司ぺギオ幸夫の天然表現を実践する

       折り紙作品を作るのが昔から趣味で、実家には昔作ったものがいくつかとってありました。写真は、大学生の頃に作ったものです。衣装ケースに入ったものがたくさん出てきたのでで窓辺に並べてみました。  並べるといえば、郡司ぺギオ幸夫の「天然知能(講談社選書メチエ 2019)」の実践として書かれた本「創造性はどこからやってくるのか(ちくま新書 2023)」です。ここでは、誰もすまなくなった郡司の実家でのできごとが描かれています。郡司が提唱している天然知能の実践として、郡司は、コケシやシャ

      • 遺品整理をはじめる(2) 量の把握

         3LDKの賃貸アパートと4畳の貸し倉庫には、ざっとみたところ4トンの物品が詰まっていました。これらは一人分の荷物ではありません。5年前まで一人で住んでいた一軒家に蓄積した母の父母、姉弟、それから子の私が残したモノが混ざっています。賃貸に引っ越す時に、多くのモノは処分しておりましたが、それでも処分しきれないものが残っていました。  最も多いものは本です。8畳の部屋をまるまる埋め尽くすように、ダンボールいっぱいの本がありました。とりあえず、本は後回しにすることにして、最初の方針

        • 遺品整理をはじめる

           気持ちの整理と記録のため、少しずつ書いてみようと思います。  2023年の秋に遠方で一人暮らしをしていた母が亡くなりました。母の住まいは賃貸ですが、5年前までは持ち家でした。部屋にはそこから持ってきたたくさんのモノが蓄積されています。  私の生活の拠点は、母の住まいから遠く離れています。小さい子供も2人いるので、頻繁に通うこともできません。部屋を片付ける日を決めるため、カレンダーから1年分の3連休を選びだしました。飛行機か新幹線で往復して、ひと月からふた月に1度のペースで片

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