ディズニーとコーチングのはざま #2

#2なぜキャストにコーチという職業が向いていると思うのか

コーチングを勉強し始めて毎回講座で『これってディズニーで言ったらあのことだなぁ』と置き換えられる事が多いと思っていた。

心理的安全性の確保、答えはクライアント中にあるという概念、フィードバック、クライアントとの距離感、時間の大切さ…細かいスキルはいったん置いておいてもまずコーチに必要なことはコーチングマインドと呼ばれるスタンスが何より大事ということ。

どんなにスキルを持っていても、コーチングマインドを持っていなければコーチングとして成立しない。

逆にとても極端だけど、コーチングマインドさえあればコーチングとしては成立しうるということ。

キャストはゲストを信じているし、仲間の可能性も信じて向き合っている

キャストがゲスト対応するにあたって、それと同時にキャスト同士のかかわり方がこのコーチとクライントの関係性にとても良く似ていることに私は生徒である時点から興味深く感じ、かつ自分がコーチングを理解するうえでもこのキャストであった経験が大きく役に立った。

ここから少しづつではあるけれど、2021年の今、世の中に広まっているコーチング、コーチというものとギャップを感じることもあるかもしれないけれど、シンプルなコーチングの話とディズニーの育成法や環境の事を残していきたいと思っている。


更に話を進める前に私のことを追記しておくと、1999年から2006年OLC在籍、在籍時はアイスやジュースの販売から始まり異動を数回今は無きシンデレラ城ミステリーツアーというアトラクションのガイド時代にディズニーユニバーシティーにてユニバーシティーリーダーを兼務。

ディズニーユニバーシティーとは世界中のディズニーすべてに存在する教育施設、ディズニーで働くキャストが入社の際に必ず一度はプログラムを受ける場所、ユニバーシティーリーダーはそこで行われるプログラム担当者の事を指します。いわゆるトレーナー的存在、しかしトレーナーは別の役職として存在するのでここではリーダーと呼ばれており、加えてトレーナーには担当するトレーニー(だいたいが新人さん)を現場に立たせるまでの責任が少なからずあり、ユニバーシティーリーダーはあくまで初めて出会うディズニーの先輩キャストと言う職責と役割の違いがあるので名称が違います。

とはいえ、初めて会うディズニーの顔であることは間違いない……なんか改めて書くととんでもない事したんだなって思ってきた。当時私は22歳、頭で理解していても本当の意味で理解してたら立候補して…してましたね。

余談はこのくらいにして、任期は基本1年の交代制、たった1年と言われるかもですが、この1年間の経験とリーダーになりたいと思って過ごした1年半(1度落ちているので)合わせた2年半その後の私に大きな影響があった事に違いはなく、さらにその後トレーナーとしての経験が外に出て15年以上他社に行っても私を支えてくれ、今に至るので何かのヒントが転がっているとは思います。

今回は長くなりましたが、シンプルに継続していきたいと思います。いいねやフォロー、シェアしてくださると本当に励みになります。ありがとうございます!

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