【漫画】楳図かずおの『ウルトラマン』(1巻)
こんにちは、ごみくずです。
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無為なコメントを避ける為にコメントのみ有料としているので、安心して読んでいただければ幸甚です。
先日たまたま知った漫画を一つ簡単にご紹介します。
それでは見ていきましょう。
第七回目は『楳図かずおの「ウルトラマン」』1巻から
【第1巻の個人的な評価】
※5段階評価で普通が3。数字が少ない程低評価。
なお、エログロ評価は低い方が安心安全です。
評価★3
エロ★0
グロ★4
一時期、楳図かずおさんの漫画がDMMで大量に無料になっている時期があり、その時に読みました。
私は基本的にホラーは読まないので新鮮でした。
しかも、楳図かずおさんがウルトラマンの漫画を描いているのも衝撃ですし、連載開始時期もウルトラマンのテレビ放送開始前後だったので、当時から現代でいう所のメディアミックスがあったんだな、という事を知ったのも新鮮でした。
そういう状況ですので、正直なところ楳図かずおさんの作品は現時点で殆ど読んだことがなく、この作品に至っても当時原作の千束さんとどのように強力して作成されていったかなどは分かりません。
その為、単純にこの作品のみの感想を書いておりますのでご了承ください。
作品の特徴
初稿は1966年7月の少年マガジン。
こちらのタイトルは当時の作品を走査し、電子書籍用に再編成しているようです。
テレビ版放送開始前から連載が開始しており、当時のメディアミックスといえるでしょうか。
原作のクレジットに、円谷プロの千束北男さんの名前があり、楳図かずおさんでは無かったので、ウルトラマンの固定フォーマットで描かれた作品かと思えば、読んでみたらちょっと違いました。
作品は明らかにSFホラーで、「3分まで時間が無い!ウルトラマンがピンチ!」という緊張感も無ければ、スペシウム光線も発射しないので、「スペシウム光線で怪獣倒してスッキリ♪」というような展開は一切ありませんでした。
「人に寄生し無数に増えていくバルタン星人」のおどろおどろしさや
「その後ウルトラマンが倒したのは描くまでも無い」と、胸につかえのあるまま終劇する場合もあり、むしろウルトラマンにもどこかしら人間と距離がある為、テレビのイメージそのままの「スッキリヒーロー」のような先入観で読むと、読解力が少し迷子になるかもしれません。
しかしそれこそがこの作品の魅力でもあります。
どうやら作話は直接楳図かずおさんがやっているのではないでしょうか?
原作というのは「テレビの脚本担当」という意味なのかもしれません。
話は、バルタン星人の地球侵略、ネス湖の恐竜基地、子供の描いた怪獣が具現化、高原龍ヒドラ等、子供向けの話ですが、それぞれの設定は小学生低学年向けなのか超雑で、なぜなぜ分析も途中で途切れるような構造になっている為、もう割り切ってしまい余り気にしないで読んだ方が良いかもしれません。
ほか、コミックリリーフの「イデ」隊員が、全くリリーフ出来ていない所に作者のギャグセンスを感じます…。
ストライクが決まらないんじゃなくて、そもそも暴投というか。
登場人物の隊員に強力し怪人を倒す少年より馬鹿に描く事で、親しみやすさを狙ったのでしょうか。でも笑えないんだよな。。私は心が汚れているのかもしれません。
ウルトラマンマニアは知っている作品なのかもしれませんが、知らない方は読んでみると、見た事の無いウルトラマンを読める衝撃と、当時の時代背景や子供達の様子や世間のムーブなども分かり、面白く感じるかもしれません。
また更新しますので、次もお読みいただけますと幸甚です。
それでは良い一日を。
なお、コメントだけ有料にさせていただきます。
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